大型ルーキー・ドラフト1位の平川蓮選手とRCC野球解説者・山崎隆造さんの夢の対談。『ドラ1』そして『左右両打ちのスイッチヒッター』という共通点を持つ2人が【右打ち・左打ちの違い】についてアツい議論を繰り広げます。(全3回の2回目)

冷静さとアグレッシブさを兼ね備えている平川選手を象徴するプレーの1つが、10対1とカープリードのまま進んだ楽天との練習試合。ここで平川選手は、9回2アウトでライトの守備でダイブするも後逸してしまいますが…このプレーについて聞くと?

平川蓮 選手
「9点差だったので前に来たら飛んでみようかなと。あれを前に落とせるだけでも違うと思うので次は前に落とせるようにやっていきたい」

守備で積極的な姿勢を見せる平川選手の打撃論にも山崎さんは、興味津々の様子です。

大学から両打ちに挑戦している平川選手 意識していることは?

山崎隆造 さん
「肝心のバッティングのことなんですけれども、スイッチヒッター。私もスイッチヒッター。ただしスケールの違いは…。特殊なんですよね。肘を痛めて、左打ちをやり始めたって聞いたんですけども、左で打ちに変えて意識はどうですか?」
平川蓮 選手
「こう叩きつける感じです」
山崎隆造 さん
「後ろの手ではないということですか」
平川蓮 選手
「けど、右腕を今、左腕主導でしたいです。右腕をこう強くしてしまうと、全て巻き付けるスイングになっちゃうんで」
山崎隆造 さん
「だからどうしても右利きだから右腕を使うんだけれども、いわゆるドアスイングにしたくないという意識ですね。あー、それはすごい意識だと思うんですね。逆に右と左の大きな違いってなんですか?」

「お見事!」山崎隆造さんもうなった平川選手の打撃論とは

平川蓮 選手
「大きな違いですか。ポイントの位置ですね」
山崎隆造 さん
「ポイントの位置」
平川蓮 選手
「右打席はどっちかっていうと引きつけて、体のここでこう振るんですけど、左打席はここというよりは結構前めで、捌く意識」
山崎隆造 さん
「なるほどね。感覚の違いがあるということですね。だから全く同じではないということですね、右も左もね。でもどちらかのいい面を逆の打ち方にこう取り入れようとするっていう、お見事!」

まだまだ続くスイッチヒッター対談。唯一無二のバッターになる可能性を秘めた平川選手の「思考回路」に迫ります。第3回「〈平川蓮×山崎隆造〉カープは練習がきつい!?「両打席でHR打てるスイッチヒッターに」平川蓮の思考回路を解き明かす」に続く

▽ 山崎隆造(やまさき・りゅうぞう)
1958年4月15日生まれ、広島市出身。崇徳高校3年時には、主将として春のセンバツに出場しチームを初優勝に導く。同年、ドラフト1位で広島東洋カープに入団。1978年、当時の監督・古葉竹識の進言により、高橋慶彦に次ぐスイッチヒッターに転向した。1984年からは6シーズン連続全試合出場を達成、3度のベストナインと4度のGG賞に輝き、93年に現役を引退。引退後はコーチ・二軍監督を経験し、新井貴浩(現カープ監督)や前田健太(現楽天)、丸佳浩(現巨人)を指導。現在は、RCC中国放送野球解説者や母校である崇徳高校野球部総監督として活躍している。右投げ両打ち。