この時期気になる乾燥…冬に空気がカラカラになる原因のひとつが雪です。冬場は、日本海から水蒸気を含んだ空気が、中国山地など山ににぶつかって雪を降らせます。その後、乾燥した空気が山を越えて流れ込むため、瀬戸内側や太平洋側は、乾燥するのです。広島県の南部には、1月はほぼ毎日、乾燥注意報が発表されています。
林野火災の月別出火件数を見ると、1月から5月にかけてが多くなっています。2025年に起こり、延焼範囲が3370haで平成以降最悪といわれる岩手県大船渡市の林野火災も、2月の乾燥した時期に発生しました。大船渡も地形的に、日本海からの湿った空気が山脈にぶつかって吹き降りるため、冬場は乾燥しやすくなります。

大船渡の林野火災を受けて始まった「林野火災注意報・警報」とは
大船渡の大規模火災を受けて、2026年1月から新たな取り組みとして始まったのが「林野火災注意報・警報」制度です。1月から5月に、山や森林で火災が起こりやすい気象状況になったときに「注意報」や「警報」を発表します。広島県では▼前3日間の合計降水量が1mm以下で前30日間の合計降水量が30mm以下または▼前3日間の合計降水量が1mm以下で乾燥注意報が出たときに「林野火災注意報」を発表。※当日に降水が見込まれる場合や積雪がある場合は、この限りでない。注意報基準に加えて、強風注意報が出されると「林野火災警報」を発表。
これらが発表されると、火の使用制限がかかりますが、「注意報」発令時は努力義務、「警報」発令時には義務となり、違反すると「30万円以下の罰金又は拘留」の罰則が科せられます。

【火の使用制限】
1.山林、原野などでは火入れをしない。
2.煙火を消費しない(花火など、火工品を使用しないこと)。
3.屋外では火遊びまたはたき火をしない。
4.屋外では引火性または爆発性の物品その他の可燃物の付近で喫煙をしない。
5.山林、原野などの場所で喫煙をしない。
6.残火(たばこの吸い殻を含む)、取灰または火粉を始末する。
広島県内では、1月から順次運用が始まっていますが、多くの市・町は3月以降からとなります。すでに運用開始となっている江田島市では、すでに7回「林野火災警報」が出ています。これから特に、林野火災が起こりやすい時期になるので、火の取り扱いに注意してください。





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