高市総理による「1月27日公示、2月8日投開票」の表明をうけ、広島県内の選挙管理委員会も異例の過密スケジュールに追われています。その準備の舞台裏を取材しました。

■1日200カ所の猛ペース ポスター掲示板の設置

高市総理「1月23日に衆議院を解散することを決断しました。」
19日、高市総理は正式に通常国会冒頭に衆議院を解散することを表明しました。解散から投開票までの期間は戦後最短となり、広島県内の選挙管理委員会でも準備が進められています。

福山市で進むポスター掲示板設置作業

21日午前9時、福山市内では、候補者のポスターを貼るための掲示板設置が始まりました。今回の選挙は、解散から投開票までが戦後最短という極めてタイトな日程。25日までのわずか5日間で、市内1008カ所に設置していきます。

設置業者「人手も足りてないんですけど、何とか増員して対応できればなあと」

通常であれば1日100カ所程度のペースですが、今回は倍の1日200カ所に上ります。市選管では、業者の確保と作業効率を高めるために、「掲示板の作成」と「設置」を別々の業者に分けて発注しました。

■相次ぐ「お断り」 深刻な人手確保の壁

深刻なのは物理的な設営だけではありません。投票日当日には、運営を支える「人手」の確保も必要です。しかし…

電話をかけ続ける市選管職員

市選挙管理委員会事務局職員「はい、分かりました。はい、分かりました。またよろしくお願いします」
記者「断られましたか」
市選挙管理委員会事務局職員「お断りですね。仕事が入ってましたね」

福山市選挙管理委員会では、人手を確保しようと他の部署に応援を要請する電話をかけ続けていますが、すでに別の業務が入っている、といった理由で断られるケースが続いています。

市選挙管理委員会事務局職員「もう70人ぐらいは断りの連絡がいってるんじゃないか…」

■「日付が変わるまで作業」続く厳戒態勢

福山市選管では、解散の意向が報じられた1月10日から、急ピッチで作業を進めています。投票箱や投票用紙の交付機など、選挙関係の備品の準備も進めます。10日以降、職員は、連日夜遅くまで事務作業に追われているといいます。

選挙の備品準備を進める職員

福山市選挙管理委員会 村上武志・事務局長
「職員は休みもなく、毎日日付が変わるころまで作業をしています。疲労感はありますが、ミスなく終えるために、しっかりやっていきたい」

異例のスピード選挙。その舞台裏では、選挙を支える現場の「限界ギリギリ」の奮闘が続いています。