PR

大型商業施設や駅の目の前で交通量が多いのに、歩道がない踏切が広島市にあります。6日から、その踏切を拡張し歩道を整備する工事がはじまります。

広島市安佐南区、JR可部線・緑井駅の隣にある「毘沙門踏切」は、至近距離に映画館が入る大型商業施設があり、1日に約2700人の歩行者と、約7500台の自動車が行き交います。

しかし、この踏切には歩道がありません。取材した12月下旬の平日には、歩行者と車がすれすれの距離で通行する様子や、車を避けようと道路外の鉄道用地にはみ出て歩く人の姿がみられました。

通行人は口を揃え「危ない」 過去には事故も…

高校生
「道が狭くて車も結構通るので、歩くときに危ないなと思います」

近所に住む男性
「この踏切は本当に危ないんです。その割に結構、大型商業施設から帰る方とか通行量があります。対面で歩くとき、どちらかの人が寄ろうとしても、バスや車の関係で危ない場面に遭遇することもありました」

この踏切はバス路線にもなっていて、1日80台、バスも走ります。特に遮断機が上がった直後は、待っていた車や歩行者が集中し危険な状況となっていて、国は2021年、安全な通行に支障をきたすとして、「改良すべき踏切道」に指定していました。

梅林学区社会福祉協議会 海徳裕志会長
「2009年に車両と歩行者の接触事故がありました。その前にもあったみたいなので、非常に危険な状態が放置されていると思います」

ついに拡張工事へ これまでの倍の幅員に 完成は2か月半後

危険な状態を受け、地元住民や広島市、JR西日本が協議。ついに毘沙門踏切の拡張工事が行われることになりました。事業費は約4億円で、幅を現在の6メートルから倍の12メートルに拡張し、両側に幅2.5メートルの歩道を設けます。

工事は6日午前0時からはじまり、工事中は踏切が終日、全面通行止めとなります。歩行者は約200メートル、自動車はさらに離れたアンダーパスに迂回する必要があります。

安佐南区役所 地域整備課 世良浩課長
「大変ご迷惑とご負担をおかけしますが、工事が終われば安全な道路が確保できますので、なんとかご理解ご協力をお願いします」

毘沙門踏切は、3月21日早朝に、拡張が完了した状態で通行が再開される予定です。