ラジオカーリポーター中村沙織です。

クリスマスイブの朝。

向かったのは、広島市西区草津東にある草津公民館。

にぎやかな街の空気とは少し違い、会議室にはゆったりとした、あたたかな時間が流れていました。

長い机を囲んで集まっていたのは、中国・ベトナム・韓国など、いろいろな国から来た皆さん。

日本語のノートを開きながら、笑顔で言葉を交わしています。

ここは《草津にほんご教室》

クリスマスイブの朝も、やさしい日本語が行き交っていました。

「誰でも安心して集まれる場所に」

この日は、外国の方が4名、そして日本語を教えるボランティアの方が6名参加されていました。

まずお話を伺ったのは、ボランティアの長和さん。

日本に来た外国の方が「日本語を勉強したい」と集まるこの教室。

ボランティアを始めたきっかけも、

・外国の方と交流したい

・留学生を受け入れた経験から

・退職後、社会と関わり続けたくて

と、それぞれだそうです。

 

この日はクリスマスイブですが、教室では「クリスマスパーティー」ではなく、ティーパーティー。

宗教や文化がさまざまな中で、

「みんなが安心して楽しめる形」を選ばれた、というお話が印象的でした。

国が違えば、クリスマスの過ごし方も違う

それぞれの国のこの時期の過ごし方も教えてもらいました。

ベトナムでは、街の雰囲気は日本と似ているものの、クリスマスは家族より恋人と過ごす日。
男性から女性へプレゼントを贈る習慣があるそうです。
 
韓国では教会が多く、クリスチャンでなくても教会を訪れ、その雰囲気を楽しむ人が多いとのこと。
「いい子にしてたら、サンタさんも来ますよ」と、思わず笑顔がこぼれるひと言も。
日本と同じだなと感じる瞬間でした。
 
中国では、家族より友人や恋人と過ごす人が多く、「平安果」と呼ばれるりんごを贈る習慣があるそう。
「平安」には、平和や無事を願う意味が込められていて、相手の幸せを思う気持ちをりんごに託して贈るそうです。

言葉を学び、気持ちが通う場所

楽しみ方は国ごとに少しずつ違いますが、大切な人を思う気持ちは、どの国も同じ。

ここ草津にほんご教室は、日本語を学ぶ場所であり、人と人の気持ちがゆっくり通い合う場所でもあるんだなぁと感じた朝でした。

草津にほんご教室

場所/草津公民館
(広島市西区草津東2-20-7)
曜日・時間/水曜日9:00〜12:30
土曜日13:30〜16:00
料金/無料
連絡先/082-271-2576(草津公民館)