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お正月を前に広島県庄原市の高校生たちが自作の唐辛子で魔除けを作っています。どんな魔除けが出来るのでしょうか?
庄原市の庄原実業高校です。環境工学科2年生のグループ学習の教室をのぞいてみると…干した唐辛子と細いしめ縄で何やら作っています。
大鳥悠愛さん(16)
「これ今、唐辛子を使った魔除けを製作しています。もともとこの唐辛子が、先輩が栽培していたものを何か利用できないかなあと思ったところ魔除けを作ってみようということで」
この学校では、授業で唐辛子を栽培しています。先月初め、人づてに魔除け製作の依頼があり3人で、デザイン作りから取り組むことになりました。しめ縄は東広島市のわら細工作家から取り寄せました。
浅井春樹さん(17)
「ここにモデルがあるんですけど、ふつうのしめ縄、唐辛子が内側についていて、ほのお、炎をイメージして、しめ縄の中に火があるようなイメージで」
これが完成品です。唐辛子をしめ縄につけるためにある工夫をしていました。
桑原大和さん(17)
「こんな風に縄と縄の間に編み込むという感じでやってみたら、案外、結構うまくいって」
3本のしめ縄をねじって間に唐辛子を入れ、さらにねじって唐辛子を固定していました。もう一つは1本のしめ縄をねじって唐辛子をさして接着材で固定します。最後に余分な軸を切り落とします。
これが完成品です。唐辛子の多さが売りです。指導する井上教諭はデザイン作りなど全て生徒に任せました。
井上和孝 教諭
「たくさん付いて奇抜なおもしろい見た目の、話題になってくれたらなと」
校内にある唐辛子畑です。唐辛子はあまり手をかけなくてもできることから学校では、2年前から耕作放棄地の活用を考える授業の一環で唐辛子を栽培しています。
その苗を提供しているのが地元の唐辛子生産者、吉岡紘さんです。
生徒
「こういうのが出来ました」
吉岡「いいじゃん(笑)すごいね、いっぱいつけたね。これじゃ、悪魔も寄って来れんわなー」
実は、この話…仕掛け人は吉岡さんです。2年前、自作の魔除けを知り合いの寺で販売したところ今回、寺の方から製作の依頼があり庄原実業に話を持ちかけました。
吉岡さん
「これよりこっちの方がカッコいい、若いっていいなあ、いいセンスしてると思います」
この唐辛子の魔除け…生徒自ら値付けをして来年の正月廿日市市宮島町の大聖院で限定10個ほどを販売する予定です。
生徒3人
「ご利益最高です!最高です。めっちゃ強いです」
お正月の販売で評判がよければ、もっとたくさん作って2月の節分でも販売する予定だということです。
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