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ことしもあと3週間を切りました。忘年会などの予定が入っているという人も少なくないかもしれません。一方でこの12月は、一年の中で最も事故が多い月。自転車を利用する方は特に注意が必要です。
10日に広島市中心部の交差点で行われた啓発活動には、交通事故が起きやすい日暮れと帰宅ラッシュの時間帯が重なる夕方にあわせて、警察官12人が自転車の利用者に声をかけていました。
配っていたのは、来年春から始まる「青切符」制度について書かれたチラシです。「青切符」の対象となる違反行為の例や反則金額が記されています。また、実際に危険な運転をしていた人には、「指導警告票」を渡しました。

この日は「指導警告票」を約1時間で30件を交付。並進やイヤホンの着用などが多く見られました。
広島中央警察署 交通第一課 小川課長
「来年4月1日から交通反則通告制度が始まるので、自転車の交通ルールを守ってもらえれば交通事故も減るので、自転車利用者は守って運転してほしい」
県内ではことし、10月末までに3400件の交通事故が起きていて、その約2割は自転車が関わっています。
また、例年自転車が関わる事故のうち約半数が自転車の違反運転によるものだということで、警察は、「見落としがちなルールもあるので、改めて確認してほしい」と呼びかけています。

県内ではことし、10月末時点で「指導警告票」が1万9731件交付されています。そのうち「並進」が全体の3割ほどと一番多く、一時不停止や無灯火・逆走などが含まれています。
来年4月以降は、こういった運転が状況によっては「青切符」の対象になります。
実際に青切符を受けた場合、いくら反則金を払うことになるのでしょうか?
携帯電話の使用などは1万2000円、車道の右側通行(逆走)は6000円、一時不停止やイヤホンの着用は5000円、並進は3000円などになります。
青切符の交付対象は「16歳以上」。つまり、高校生であっても自転車で交通違反をすればこういった反則金が課せられることになります。

県内で11月28日、自転車の酒気帯び運転で初めて6ヶ月以内の運転免許停止の行政処分が下されました。
酒気帯び運転など悪質で危険な違反運転が発覚した場合は、逮捕されたり、「赤切符」が交付されますが、県内ではことし10月末までに酒気帯び運転で263件が摘発されました。
昔は、軽い気持ちでお酒を飲んだ後自転車で帰宅…ということもあったかもしれませんが、いまは許されません。自分や家族、そして相手の身を守るためにも、「飲んだら乗らない」を徹底していく必要があります。














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