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瀬戸内海沿岸で養殖カキが大量死している問題です。広島県の横田美香知事は5日、農林水産省を訪れ、財政支援や原因の究明などを要望しました。
広島県内の海域では9月以降、養殖カキが大量に死ぬ被害が起きています。横田知事は鈴木憲和農水大臣を訪ね、県内のカキ養殖業者は「壊滅的な被害を受けている」として、緊急の財政支援などを強く要望しました。

横田美香知事
「現場の方々は非常に不安なんですね。国においても財政的な支援やオールジャパンで技術的な面を支えてもらいたい」
横田知事は鈴木大臣に宛てた要望書で生産者に対する財政支援のほか、▽原因分析と分析結果に基づく国としての明確な対策、▽新たな養殖技術の確立など環境変化に対応した中長期的な研究支援体制を求めています。

鈴木憲和農林水産大臣
「経営を当面我々みんなで支えていく。原因究明と同時に、今後どういった対策が取り得るのか水産庁も全力を挙げて皆さんと一緒に取り組んでいきたい」
鈴木大臣は来週中には対策案を示し県や市町と連携して対応するとしました。

横田美香知事(記者への質問に対して)
「現場の話や広島県の要望をしっかりと受け止めるということだったので、県の要望内容を踏まえて(対策案の)パッケージが作成されていくものと期待している」
これと合わせて、県は県議会の12月定例会で養殖業者の資金繰り対策として融資の無金利化などの支援策を盛り込んだ補正予算案を提出する方針です。

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