二酸化炭素などの排出量を実質ゼロにする燃料を搭載したタクシーの出発式が開かれました。

「ゼロカーボンタクシー」と書かれたこのタクシーの燃料は、「カーボンオフセットLPガス」です。

タクシーから排出される二酸化炭素などの量をLPガスを販売する広島ガスプロパンが把握し、森林保護活動など温室効果ガスを削減する取り組みで埋め合わせます。この仕組みにより、タクシーから排出される二酸化炭素などの排出量は実質ゼロとみなされるということです。

カーボンオフセットLPガスがタクシーの燃料として活用されるのは、中四国地方初となります。

広島ガスプロパン　泉博之社長
「ゼロカーボンタクシーのラッピングをしたタクシーが市中を走り回ることにより、この広島の地でカーボンニュートラルへの機運がさらに高まることを期待します」

導入した広島第一交通は、「こうしたタクシーを徐々に増やし、少しでも自然環境に優しい公共交通機関でありたい」としています。