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「他国からの支援があれば...」広島のお好み焼き店で働くミャンマー人男性(20)が語る 被災した母国ミャンマーへの思い

半年前に来日し、広島駅のお好み焼き店「いっちゃん」で働く20才のミャンマー人男性、コーさん(仮名)。仕事への責任感が強く、同僚からも慕われているコーさんは、お好み焼き店の仕事について「お好み焼きを焼くのはおもしろい。日本で働いて家族を支えたいと思ってここで働いている」と話します。

そんなコーさんの故郷がいま、未曾有の大災害に直面しています。

先月28日にミャンマー中部、マンダレー近郊で発生したマグニチュード7・7の大地震。これまでに3145人が死亡、安否不明者は200人を超えていて、被害は日々拡大を続けています。

友人からの連絡で故郷の地震を知ったコーさん。「突然のことでびっくりした」といいます。

2年前に実際にマンダレーを訪れたというコーさん。当時は古い神社やお寺が並んでいたものの、今は壊れてしまったからすごく悲しいと話していました。

コーさんが生まれ育ったのはミャンマー中部の町、マグウェ。震源地から約250km離れたマグウェでも揺れを感じたといいますが、コーさんの家族は無事だったということです。

コーさんは両親と姉、弟の5人家族。家族が住む地域にはインターネットが整備されておらず、一週間に一回、公共のWi-Fiが使えるところに家族が移動して連絡を取っているといいます。

母国・ミャンマーについてコーさんは「昔から国内戦争や洪水ですごく弱かった。今も地震ですごく困っている。他の国からの支援があればありがたい」と話していました。

震災の混乱の渦中にある母国。そんな中でも異国の地で働くことを応援してくれる家族。様々な思いを胸にコーさんは広島でお好み焼きを焼き続けています。

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