中国地方の弁護士でつくる団体が申し入れた「死刑場の視察」に広島拘置所が応じず、団体が会見を開きました。
会見を開いたのは、中国地方弁護士会連合会理事長の坂下宗生弁護士ら5人です。死刑制度については国内で賛否が分かれていますが、連合会は「議論の前提となる情報は広く提供されるべき」だとして今月7日、広島拘置所に死刑場の視察を申し入れていました。
これに対し広島拘置所は24日、「死刑という重罰を行う厳粛な場であり、本来公開すべき場所ではない」などと回答し、視察の申し入れに応じなかったということです。
坂下宗生弁護士
「もう少し踏み込んだやりとりができればという風に期待していましたので、通り一遍の回答に過ぎなかったことに残念と言うほかありません」
中国地方弁護士会連合会は今後、若い世代を中心に死刑制度について知ってもらうための、勉強会などを開いていきたいとしています。
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