広島の特産・広島菜を、若いうちに収穫した「ミニ広島菜」。このミニ広島菜を、キャベツの代わりに入れたお好み焼きが、広島菜の産地に登場しました。その名も「川内焼き」。広島の新たな名物となるのでしょうか?
広島菜最大の産地、広島市安佐南区の川内地区。その一角にあるお好み焼き店「月に将む」です。
店主の岡本将さんが3月から提供を始めたのが、ミニ広島菜を使ったお好み焼き「川内焼き」です。
店主 岡本将さん
「もう、超オススメです。僕も2日に1回は食べてる」
作り方は、ふつうのお好み焼きとほぼ同じ。違うのは、キャベツの代わりにミニ広島菜を使うこと、そして焼く時間が5分ほど短いことなどです。
店主 岡本将さん
「あんまりシナシナになったらベチャベチャになるんで、食感がちょっとだけ残るように」
この新メニューの仕掛け人が、近所でミニ広島菜を作る上村隆介さんです。
上村さんの家は代々続く広島菜農家です。
2年前から仲間と取り組んでいるのが「ミニ広島菜」の栽培です。
いわゆる間引き菜で、炒め物やサラダなど用途が広いのが魅力です。
用途の一つが、自ら名前を付けた「川内焼き」です。
実は、このメニュー表も上村さんが作りました。
広島菜農家 上村隆介さん
「作って自分で食べたら、半端なく美味しかったんで、(岡本さんに)お願い作って!と」
地域の先輩からの頼みに岡本さんも受けたものの、苦戦したそうです。
店主 岡本将さん
「水分もキャベツより多いし、独特の苦みというのがちょっと難しくて、頼まれてから1年かかりました」
水分が多くべたつきやすい欠点は、切り方を工夫して克服しました。
さらに風味を引き出す相性のいい調味料も見つけました。「かつお節」です。
最後に生のミニ広島菜を載せて、完成です。
肉玉そば入り1枚、税込み1100円です。
常連のお客さんに食べてもらいました。
常連客
「うん、いける!うまいうまい」
「広島の名物と名産が集まったような」
店主 岡本将さん
「嬉しいですね。広島菜とお好み焼きっていう、この2つが重なって全国発信できれば」
「川内焼き」は広島の新たな名物となるのか?仕掛け人から推しの一言です。
広島菜農家 上村隆介さん
「この美味しさを何かで表現してって言われたら、やっぱり作り手の違いかな?」
店主 岡本将さん
「ありがとう、ありがとう」
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