広島市で22日、パトカーから逃走していたバイクがトンネルの壁に衝突し、運転手が死亡した事故で、警察は26日、後部座席に乗っていた広島市中区江波南に住む会社役員の男（30）を重過失致死の疑いで逮捕しました。

警察によりますと、男は22日、広島市中区の市道で、インドネシア国籍の技能実習生の男性（22）が運転するバイクの後部座席で、追跡中のパトカーから逃げている際に立ち上がって運転していた男性の肩をまたぐような姿勢を取り、ハンドル操作を誤らせ、バイクをトンネルの壁に衝突させて、男性を死亡させた疑いがもたれています。

警察の調べに対し、男は「逮捕された事実は一部違います」「運転手に止めろと言った気がします」と話しているということです。

パトカーは、男と、バイクを運転していた男性がヘルメットを被らず2人乗りして逃げたため追跡していたということです。男は免許を持っていましたが、バイクを運転していた男性は無免許でした。

警察は事件のいきさつを調べています。