けさ(25日)の広島県内は、前日までの寒波の名残りでとても寒い朝となりました。特に氷点下10℃を大きく下回る“強烈な冷え込み”となった県北部・中国山地沿いでは「ダイヤモンドダスト」が出現し、幻想的な光景が現れました。
RCCウェザーセンター 下江美帆気象予報士
「北広島町八幡に来ています。私の横には、私の背丈をはるかに超えるような除雪された雪が積み上げられています。そしてきょうは本当に寒いです。手元の温度計はマイナス18℃を示しています。本当に極寒です。」
広島県で最も雪深い地域の一つ、北広島町八幡です。きのう(24日)まで降り続いた雪で、25日朝の時点でも積雪は160センチを超えていました。
下江美帆気象予報士
「この厳しい冷え込みで、路面もツルツルに凍っています。そして川もこの寒さで凍り付いているんですよね」
けさの強烈な冷え込みも加わって、あたり一面には「雪と氷の世界」が広がっていました。撮影スタッフのまつ毛も凍り付いて白くなっていました。そして午前7時半頃、山の稜線から太陽が姿を現すと…
下江美帆気象予報士
「私のまわりにキラキラしたものが見えるでしょうか。これダイヤモンドダストなんですよね。私、初めて見たんですけど、本当にきれいですね。」
ダイヤモンドダストは、氷の結晶となった空気中の水蒸気が太陽の光に照らされて現れます。夜中に晴れて放射冷却が効いた朝…。厳しく冷え込んだうえに、風も弱く、ダイヤモンドダストが現れるのには絶好の条件がそろいました。
長かった寒波の名残りが生み出した幻想的な氷の世界…。強烈な冷え込みだからこそ出合える絶景がそこには広がっていました。今週は週後半にかけて気温が大幅に上昇し、週末には4月並みの暖かさとなる見込みです。
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