プロ野球 広島カープ は15日に ヤクルト を相手に今季最初の対外試合。先発マウンドを任されたのは 侍ジャパン に先週選ばれた 常廣羽也斗 でした。課題としている立ち上がりに先頭の 長岡 に出塁を許しますが 2番の 茂木 を現在取り組んでいる カットボール でライトフライに打ち取ると4番の 澤井 を カットボール でセカンドゴロに抑えスリーアウト。2回にはカットボールで三振を奪うなど、得意のフォークに頼らないピッチングを見せます。
さらに、ファーストを守る モンテロ の「反応がいい」と 新井監督 も評価するファインプレーのアシストで、 常廣 は2回無失点と 開幕ローテーション 入りへアピールしました。
常廣羽也斗 投手
「結果で2回無失点という所で点を取られなかったのはよかった。今日は最初の打者にヒットを打たれたがそれでも勝負しようという心意気で投げられたのはよかった」
野手陣は初回、2番 ファビアン が追い込まれながらも、コンパクトに対応しヒットで出塁すると、3番 モンテロ も続き新助っ人が最初の打席から高い対応力を見せます。4回には4番セカンドで出場の 二俣翔一 がフォークボールを捉え紅白戦のチーム1号に続き対外試合でもチーム1号のホームランでカープが先制します。
二俣翔一 選手
「練習でやってることがしっかり紅白戦などでいい結果で出てきてそれを対外試合になっても続けていこうとやっているのでしっかり打ててよかったこれからもしっかりアピールをしていいものを見せられたら」
1点リードの5回には 松本竜也 がストレートをストライクゾーンに集め外野フライで1アウトを奪えば、取り戻した迫力と安定感で6球で1イニングを抑え存在感をアピールしました。
松本竜也 投手
「まっすぐとフォークが課題。その組み合わせを考えながら投げた。とにかく自分は結果を出すだけ結果だけをこだわりながらいいものをどんどん出せれば」
試合は4対1でスワローズに敗れましたが収穫の多い対外試合初戦となりました。
16日は宜野座で 藤川新監督 の 阪神 と対戦。開幕カードの相手に満点の試合を見せます。まずは2回の攻撃。2アウトランナー2・3塁で3年目の 内田湘大 が初球から積極的に振りにいき2点タイムリー。このキャンプでスイングの精度を上げてきた成果が出ます。
3回には1アウト2・3塁で前日にホームランを放った 二俣翔一 が連日の打点となるタイムリーヒットで開幕1軍入りへ猛アピールを見せます。
圧巻は5回、1アウト満塁で5番 末包昇大 が豪快なスイングで初球をレフト方向へ運び2点を追加すると、6番 中村健人 が2点タイムリーを放ち背水の覚悟のキャンプで結果を出します。さらに 内田 がタイムリーヒットで続き試合は10対0。
右打者のアピール合戦となった試合で頭ひとつ抜け出したのは内田でした。7回にもレフトへタイムリーツーベースヒットを放つと9回にもセンター前ヒットを放ちこの日4安打5打点と猛アピール。開幕一軍へがむしゃらな歩みを止めません。
内田湘大 選手
「鈴木誠也さんとやってきたタイミングの取り方が少しずつよくなってきている」「今日も一人の投手だけではなくて何人もの投手に対していいスイングを仕掛けられたのでよかった」
新井貴浩 監督
「一番はスイングが強くなっている、秋のキャンプでもたくさん振り込んだがシーズンオフにしっかり練習してきたのだとその成果が表れている」
投げては開幕ローテーションを争う 森翔平 がランナーを出しながらも3回を無失点。変化球の精度も高まり開幕戦の阪神相手に結果でアピールします。
森翔平 投手
「前回の紅白戦よりはストライク先行でできたのでそこはよかった」「まだ始まったばかりなのでこれからどんどんステップアップして状態をあげていけるようにいい結果をさらに求めていきたい」
試合は2番手の 遠藤淳志 、3番手 鈴木健矢 、4番 河野佳 が2イニングずつを投げ完封リレーでカープが今季の対外試合初勝利を飾りました。
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