27日、気象庁は東日本から西日本の各地域に「低温と大雪に関する早期天候情報」や「低温に関する早期天候情報」を発表しました。
2月4日頃以降、冬型の気圧配置が強まり寒気の影響を受けやすくなるため、気温がかなり低くなる見込みだとしています。また。日本海側を中心に降雪量がかなり多くなる可能性があるとしています。農作物の管理や水道管の凍結に注意するとともに、除雪などの対応に留意するよう呼びかけています。
「かなりの低温」
関東甲信(2/4頃から)
北陸(2/4頃から)
東海(2/4頃から)
近畿(2/4頃から)
中国(2/4頃から)
四国(2/4頃から)
九州北部(2/4頃から)
九州南部・奄美(2/4頃から)
沖縄(2/4頃から)
「大雪」
** 長野県北部・群馬県北部(2/4頃から)
北陸(2/4頃から)
岐阜県山間部(2/4頃から)
近畿日本海側(2/4頃から)
山陰(2/4頃から)**
【詳しく確認】東・西日本の各地方に発表 “10年に一度レベル”の低温・大雪の情報
【詳しく確認】2月12日にかけて全国各地の16日間天気予報
この「早期天候情報」は、その時期としては“10年に一度レベル”しか起きないような著しい低温や高温、降雪量となる可能性が、いつもより高まっている時に注意を呼びかけるために出される情報です。その現象が予想される6日前までに発表されます。気象庁では“10年に一度レベル”で起こる低温を「かなり低い」として表現します。
「早期天候情報」が発表されるのは、5日間の「平均気温」や「降雪量」(6~14日先)が、「かなり低い(高い)」「大雪」となる確率が30%以上と見込まれる場合です。本来なら、その時期としては、“10年に一度程度”の頻度しか起こらないものが「30%以上」の確率で起こると予想されるため、通常よりも3倍以上「かなり高い」状況が現れやすいと見込まれていることを意味しています。
【詳しく確認】東・西日本の各地方に発表 “10年に一度レベル”の低温・大雪の情報
気象庁が発表している「2週間気温予想」の予報資料をみると、地上の気温を大きく左右する上空下層(1500メートル)の気温は、今週半ばは西日本中心に平年よりも気温が低く真冬の寒さとなりますが、さらに来週は立春を過ぎた頃から気温がさらにガクンと下がり、平年を大きく下回る予想となっています。
上空1500メートルの気温シミュレーションをみると、-12℃以下の西日本にとっては非常に強い寒気が九州や中国地方の上空まで西回りで流れこむ可能性があります。
1月下旬から2月上旬までは年間で最も寒い時期にあたりますが、その平年を大きく下回る気温となる可能性があります。特に西日本では大雪や低温に対して備えを確認するなどしてください。
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