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アニメ、映画の世界から飛び出したか 「将来の労働力不足を見据え安全性も向上」JR西日本が鉄道メンテナンス用の人型ロボットを広島で初公開

鉄道のメンテナンス用に全国で初めて開発された人型ロボットです。広島で初めてお披露目されました。

二つの目がついた頭に、左右2本の腕。まるでアニメや映画の世界から飛び出してきたような動き。

JR安浦駅の構内に登場したのは、JR西日本、人機一体、日本信号の3社が鉄道のメンテナンス用に全国で初めて開発した人型ロボットです。身長は1m、両腕を広げると幅4mにもなり、重さは600キロあるそうです。

地上6メートルの高さにある鉄製の梁部分に右腕を使ってさび止めの塗装作業を行いました。ロボットの目から見た映像をオペレーターがVRゴーグルを通して確認し、遠隔操作で腕の部分を器用に動かしていきます。ロボットの腕の部分が触る感触はオペレーターにも操縦桿(かん)を通して伝わるそうです。

JR西日本では将来の労働力不足を見据え、5年前からロボット開発に取り組み、去年7月から導入しました。労働力が3割削減され、さらに作業の安全性も向上したと言います。そもそも、最初から人型を目指したわけではないそうです。

JR西日本・広島電気技術センター 進藤純一郎所長
「あくまで下で操縦士が操縦した感覚をロボットに伝えるということから2本の腕と顔という形でこういう構成になったというころです。操縦者の動きが確実に連動してるなと改めて思いました」

JR西日本では、高所での塗装作業や樹木の伐採作業に加え、今後はトンネル内の点検・清掃などインフラのメンテナンスにも活用していきたいとしています。

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