今週、昼間は3月並みの暖かさでしたが、春の訪れを告げる花に異変が起きています。広島市の名勝・縮景園では梅の花がこの時期になってもまったく咲いていません。園の管理者は「記憶にない」と驚いています。
RCCウェザーセンター・下江美帆気象予報士(1月21日)
「縮景園の梅林に来ています。ここにはたくさんの種類の梅が植えられているんですが、見る限り花が咲いているウメの木は一本もありません」
縮景園の園内には19種類のウメの木が植えられています。例年だと早咲きのウメが12月末には咲き始め、1月下旬頃には、2~3分咲きになるといいます。
イマの時期に梅林のウメがまったく咲かない状況に、長年、手入れを担当している梅田さんは驚きを隠せません。
縮景園庭園技師 梅田雅幸さん
「(咲いているのは)まったくないですね。1輪も咲いていません。過去に、おそらく私の記憶ではありません。30年近く手入れをやっているが、こういうことはまずなかった。」
ウメの花が咲くためにつぼみが生長を開始するためには、前の年の秋にある程度の冷え込みが必要です。
ただ、去年の秋は記録的な高温が続いて冷え込みが弱かったことで、つぼみの生長がなかなか始まらなかったことで開花が遅れているのではと梅田さんは考えています。
縮景園庭園技師 梅田雅幸さん
「去年は10月以降に寒さが入らなかった。秋がないといいますか、そんな現象がウメの開花が遅れている原因ではないか」
縮景園でウメの花が咲き始めるには、あと1週間程度かかるのではということです。
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