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“無投票の町”で44年ぶり町長選挙戦へ 「8期連続無投票」の現職町長に新人が挑む 消防副団長の男性(60)が立候補表明 広島

任期満了に伴い、今月21日に告示される広島県の坂町長選挙に、新人で地元消防団副団長の男性が立候補を表明しました。無投票が続いていた坂町長選挙は、実に44年ぶりに選挙戦が行われることになります。

立候補を表明したのは、坂町出身で坂町消防団副団長・自営業の豊岡勘太郎氏(60)です。

豊岡氏は大学を卒業後、広島県内の建設会社に就職。2006年から現在まで建築設計事務所の代表を務めています。30年以上にわたる消防団での活動や、地域のスポーツ指導員としての経験をアピールし、「若い世代が魅力を感じるまちづくりを行いたい」と語りました。

坂町長選に立候補表明・豊岡勘太郎氏
「坂町では44年間にわたって無投票が続き、選択肢が与えられてこなかった。立候補することで一石を投じたい」

坂町長選挙には、すでに現職の吉田隆行氏が9期目を目指して立候補を表明しています。2018年の西日本豪雨で被災した地域の復興事業のほか、交通インフラの整備や福祉・教育の充実などを政策に掲げるとしています。

吉田氏は町長選初出馬となった1993年から8期にわたって無投票での当選が続いていて、全国町村会によりますと、連続8期の無投票当選は現職町村長で最多です。

坂町長選挙に複数人が立候補したのは、前任町長が当選した1981年が最後。今回の町長選は実に44年ぶりの選挙戦となる見込みです。

坂町長選挙は21日に告示され、26日に投票が行われます。

現職の吉田隆行氏

現職の吉田隆行氏

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