11月の大雨では1人の男性が行方不明になりました。
発生から間もなく2か月。男性の孫がRCCの取材に応じました。
「見つかってほしい気持ちが一番あります…」。こう話すのは、11月に行方不明となった男性の孫です。
11月2日に降った季節外れの大雨。
男性は、その影響で増水した太田川に流されたとみられています。
警察によりますと、男性は川沿いに係留されていた船の様子を見に行っていたということです。
雨が上がった11月4日。警察や消防などによる捜索活動が続く中、1人で現場付近を捜索していました。
「寒かったし、苦しかったと思うけど、早く見つかって家に帰ってきてほしい」。当時、涙ながらに話していました。
しかし、その思いは実らず、11月8日に捜索活動は打ち切られました。
12月中旬、男性の孫が再びRCCの取材に応じました。
記者「あれから進展はありましたか?」
孫「おじいちゃんの物も何も見つかってないので、特に大きい進展とかもない感じです」
衣服や所持品なども含め、まだ何も見つかっていません。
漁協に属していたという男性。過去の思い出を聞きました。
孫「よく学校の送り迎えとか塾の送り迎えもしてくれました。あと船に一緒に乗っておじいちゃんの釣りについて行ったりもよくしてました」
記者「どんなのを釣ってました?」
孫「鮎や蟹を釣ってよく一緒に食べていました」
記者「いつぐらいの話ですか?」
孫「直近では、もう本当にいなくなる前日まで…」
事故が発生してからは学業などで忙しい日々を過ごしていて、自宅から離れた現場にはあまり行くことができなかったといいます。
孫「一番はおじいちゃんが見つかってほしいです。ただ携帯でも何でもいいので、見つかってほしいっていう気持ちがありますね」
発生から間もなく2か月。
家族は今も、男性の帰りを待ち続けています。
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