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191回目は、
産科・婦人科 藤東クリニック 藤東淳也院長
に「子宮内膜ポリープ」について伺いました。

大腸や胃、声帯など
さまざまな場所に出来るポリープ
子宮にも、子宮頸管や子宮内膜にできる女性特有のポリープがあります。
子宮内膜ポリープの発生率は、
子宮頸管ポリープに比べると非常に低いのですが、
ごく稀に悪性腫瘍のこともあるので要注意です。

子宮内膜ポリープとは
子宮の内腔を覆っている子宮内膜がキノコ状に発育したもので、
大きく長くなると子宮口の外まで出てくることもあります。
小さいもので1cm以下から、あまりありませんが
大きいものでは10cmを超える場合もあるんだとか。
女性ホルモンであるエストロゲンの影響からできる場合が
ほとんどだと考えられています。
月経の出血量が多くなったり貧血になったりするのが特徴です。
妊娠への影響としては
受精卵の着床の邪魔になって
不妊の原因になりやすいことがわかっています。
想像してみてください。
子宮内膜ポリープの大きさは1㎝以下としても、
子宮内膜が3cmほどの大きさですから、
1㎝でも3分の1を占めることになります。
精子と卵子が出会って受精しても、
子宮内膜に着床しないと妊娠には至らず、
受精卵が子宮内膜にたどり着いたときに、
子宮内膜ポリープが邪魔をして着床できないことがあるのです。

小さな内膜ポリープは不妊の初期検査でも発見されないこともあり、
原因不明不妊として扱われたりもするそうです。
さらに子宮頸がん検診では見つかりにくく、
婦人科を受診していただかないと発見することもできませんし、
治療もできません。
できれば1年ごとの検診や
生理がいつもと違う、違和感がある場合は
一度婦人科を受診してみてくださいね。
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