広島県福山市にある警察署の署長が、知人から飲食の接待や野球観戦チケットの受け取りを繰り返したとして、減給の懲戒処分となりました。
県警などによりますと、国家公務員倫理規定などに違反したとして、20日付で国家公安委員会から減給3ヶ月の懲戒処分を受けたのは、福山東警察署長だった男性警視正(58)です。警視正は20日付の人事で、福山東署長から警務部付に異動しています。
警視正は知人から13回にわたって飲食接待を無償で受けたり、野球観戦チケットおよそ30枚を無償で受け取ったりしたということです。
県警は、接待をした知人と警視正は十数年来の仲で、贈収賄などの疑いはなく、便宜供与などもなかったとして利害関係者にはあたらないと説明しています。
警視正は「このたびの私の軽率な行為により、県警の信用を大きく失墜させてしまい、また、県民の皆様にも多大なる迷惑をおかけしたことを心より反省しています。大変申し訳ありません」と話しているということです。
広島県警で幹部の警視正が懲戒処分されるのは、今回が初めてだということです。
県警の武田一志警務部長は「部下職員を指揮監督し、模範となるべき幹部職員が、このような事案を発生させたことは遺憾であります。今後も引き続き、倫理法及び倫理規定の遵守について、各種研修等を通じて教養し、改めて規律の保持について徹底してまいります」とコメントしています。
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