広島県内では、インフルエンザの感染が拡大しています。厚生労働省が13日、発表した都道府県別のインフルエンザの定点あたりの報告数では、広島は全国で6番目の多さでした。最大で9連休になる年末年始ですが、この冬はインフルエンザと新型コロナ、そしてマイコプラズマ肺炎の3つの感染症に注意が必要です。
広島市中区の舟入市民病院です。病院では今月になって、インフルエンザの患者が急増。15日の小児救急外来では、1日だけで40人がインフルエンザ陽性と診断されました。
医師
「検査の結果、インフルエンザのA型が陽性。熱が続いてしんどいと思うので、タミフルを処方させてもらえれば」
県が19日、発表した直近1週間のインフルエンザの定点あたりの報告数は21.79人。3週連続でインフルエンザ注意報が出され、警報が出されるレベルの30人に近づいています。
インフルエンザ、新型コロナ、マイコプラズマ肺炎について先月からの状況をみると、特にインフルエンザが増加。新型コロナも徐々に増え、マイコプラズマ肺炎も流行が続いています。
舟入市民病院 高蓋寿朗院長
「今年はインフルエンザが増えるのが少し遅かったが、11月終わりから、かなり急に増えてきているので、今年は年末年始にかけてインフルエンザがかなり増えることを病院としては懸念している」
この冬は新型コロナのほか、マイコプラズマ肺炎にも注意が必要だといいます。
舟入市民病院 高蓋寿朗院長
「これまでも流行しても成人のマイコプラズマ肺炎は診る機会はなかったが、今年は外来をやっていると必ず診るような機会があって、確かに多いことを痛感しているし、実際、肺炎になる人も成人でもいる」
最大で9連休と、長い休みになる年末年始。多くの医療機関が休みに入る中、気をつけたいこととは。
舟入市民病院 高蓋寿朗院長
「開いている医療機関が少なくなるので、患者が増えると検査も十分できない状況もあると思うので注意。体調が悪くなった時には、どこを受診すればいいかというのを事前に市などのホームページ等で確認しておく方がいい」
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