アメリカ在住の被爆者で、国際的な平和活動にも多く参加した笹森恵子(しげこ)さんが亡くなりました。92歳でした。
笹森さんは、13歳の時に爆心地から1.5キロの広島市中区平塚町で被爆。全身の4分の1にやけどを負いました。
10年後の1955年にやけどの跡「ケロイド」を治療するため渡米しました。アメリカ人の義援金で治療に向かった25人の女性は、「ヒロシマ・ガールズ」と呼ばれました。
2015年取材
ケロイドの治療を終えて帰国しますが、その後はアメリカに移住。国際的な平和活動に参加し、核兵器の非人道性を身を持って訴えてきました。
笹森恵子さん(2015年取材)
「私は70年経って、まだ平和は来ないから、これは駄目だってとも思わない、絶対にみんなが一生懸命になれば、平和は来ると思う」
関係者によりますと、笹森さんは今週亡くなったということです。
被爆当時の状況を話す笹森さん=2015年
被爆当時の状況を話す笹森さん=2015年
2015年取材
2015年取材
国外でも核兵器廃絶を訴え続けた笹森さん
国外でも核兵器廃絶を訴え続けた笹森さん
2015年取材
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