ことしの年末は日の並びが良いので人によっては「奇跡の9連休」になるといわれています。

中根夕希 キャスター
「ことしの年末年始、どのように過ごされますか？」

女性Ａ
「3日は家族が集まって食事会をするので、3日のためにお料理作らないと。全部手作りだから。12人くらいかな。ひ孫もきます」

大学生
「親戚とキャンプ行ったりして遊びます」

女性Ｂ
「人がコロナ禍が明けてから多いので行かないです」

男性Ａ
「つい最近、実家に帰ったので、新幹線も往復かかりますし。ことしは家でゆっくりして、ピーク過ぎてから帰ろうと思います」

男性Ｂ
「旅行はちょっと年末年始ずれて行きます。沖縄とかグアムとかに行かせてもらいます。正月とか高いでしょ。ちょっとずれて2回3回行った方が、自分らはいいかなと」

海外旅行に行く人は、去年より上回る見通し

円安や物価高の影響もあり、自宅や近場でゆっくりする人が多いのかと思いきや、旅行会社のJTBはことしの年末年始について「海外旅行に行く人は去年を大きく上回る見通し」だと発表しました。前の年より13％増加し、52万人と推計しています。

実際に広島市中区の店舗にも、海外旅行の申し込みに来る人が多いといいます。

JTBトラベルゲート広島紙屋町　三上久美子 さん
「ことしは日の並びが良いこともあり、例年より早い時期から多くのご相談をいただいていました。海外旅行については比較的安価で短い日数で行けるアジア方面が人気の一方、長い休みを生かして普段は行けないハワイやヨーロッパを選ぶ方も多かったみたいです」

アジア方面だと、広島から便が出ている台湾や韓国が人気。「円安の影響を受けたくない…でも、海外旅行は楽しみたい！」―。台湾や韓国が人気の背景にはそういったニーズがあるようです。

中根夕希 キャスター
「広島から行く場所としておすすめのスポットはありますか？」

JTBトラベルゲート広島紙屋町　三上久美子 さん
「年末年始でいうと12月30日からグアムへ広島からチャーター便が出ています」

広島空港からグアムまで直行便で行けるチャンスがあるということです。まだ席に余裕があるといい、申し込みは締め切りが12月23日だということです。

国内旅行の動向は前年並みも平均費用が過去最高に

続いて国内旅行について見てみます。旅行に行く人自体は前年並みですが、2泊3日、3泊4日で旅行をする人が増加すると予想しています。

遠方への旅行が増えたことや宿泊費の高騰で1人あたりの平均費用が4万3000円と過去最高になったということです。

JTBの担当者は、「旅行時期をずらすなどの工夫をして過ごす方も多くいる」と話していました。

また、JTBの調査では「旅行に行かない」理由として一番は「年末年始はいつも家でゆっくりしているから」。続いて「年末年始は混雑するから」「年末年始は旅行費用が高いから」と挙げられています。

その「奇跡の連休」ですが、実は2025年のカレンダーを見てみると、人によっては来年度も「奇跡の9連休」がありそうです。

ことしのお正月に家族で集まったときに、来年度の年末年始の過ごし方を話題にしてみるのもいいかもしれません。