広島県福山市を走る路線バスで18日から１週間、運賃が無料となる取り組みが始まりました。

無料となるのは、ほぼ全ての路線バスで18日から24日までの1週間です。バスを使うきっかけづくりにと、市や交通事業者などでつくる官民組織が実施しています。

利用方法は、乗車時に整理券を取ることだけ。こうした取り組みは、ほかの自治体でも先行例はありますが、平日を含む1週間行なうことは珍しいということです。

バスの利用者たち
「ふだん、車だとバスに乗らないので、（鞆の浦へ）バスで行ってみようかなと思って」
「天気も良いし、良いかなと」

福山商業高校 3年生
「ぜひ、この機会にバスをお使いください」

また、福山商業高校の3年生3人が、公共交通の利用を促したいと、チラシ約120枚を配りました。裏面では「おすすめスポット」を紹介し、バス利用を呼びかけていました。

鞆鉄道　神原昌弘 旅客運送事業部長
「一度乗られてですね、バスはこういうものだ、ここへ行けれるんだとか、ぜひ体験していただいて」

この取り組みに併せてアンケートも実施し、便数やルートなどニーズ調査も行なうとしています。