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白内障手術について

189回目は、
先週に引き続き、広島中央通りふじたか眼科 
院長 藤高尚恵さんに
白内障手術について詳しくお聞きしました。

濁った水晶体を取り除き、代わりに
人工の眼内レンズを挿入する白内障手術
局所麻酔(目だけの麻酔、点眼薬)で行われ、
レンズを挿入する入口として、2ミリ程度切ります。

通常の白内障の場合は15分前後で終了しますので
「これなら早くすればよかった」という方が
圧倒的に多いですねと藤高先生。
もちろん手術ですので様々な合併症の可能性がゼロではありません。
患者さんの眼の状態によって違いますので、
手術を検討する場合には
主治医の説明をしっかりと聞いて
考えていただけたらと思いますとのことですが、
実は30年前ごろまでは手術の際の傷も大きく
時間ももっと長くかかったそうで
術後の回復にも時間を要する手術だったとか、
しかも術後は濁った水晶体を取り除くだけで、
水晶体の代わりになるものは何もいれていませんから、
強い遠視の状態となり、はっきりとものを見るためには
分厚い眼鏡をかけたり、ハードコンタクトレンズを装用したりして
視力を補う必要がありました。

近年、国内で処方されている眼内レンズは、
アクリル樹脂でできていて、
厚生労働省が認めた医療機器として、
厳正な審査を通っているものです。
眼の中で劣化したりしないか、
また、アレルギー反応を起こさないか、
複数の試験で確認している安全で丈夫なものです。

見え方の種類がたくさんありますので、
ご自身のライフスタイルや、
どこの距離が一番はっきり見えたいかなど、
よく考えて主治医と相談のうえ、
決めていただくと良いと思いますとのことでした。
誰もがなる可能性のある白内障、
正しく付き合っていきたいですね。

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