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「子宮頸管ポリープ」について

187回目は、
産科・婦人科 藤東クリニック藤東淳也院長 に
「子宮頸管ポリープ」について教えて頂きました。
「ポリープがあります」というと
皆さんびっくりされますが、ポリープ自体は
がんと違ってほとんどが良性で
基本的には深刻なことにはならないそうです。

子宮にできるポリープは子宮頸管ポリープと
子宮内膜ポリープの2種類で
そのほとんどが子宮頸管ポリープ!
子宮頸管ポリープとは、子宮と腟を結ぶ管=子宮頸管の粘膜が増殖し、
子宮口からはみ出して腟の方に垂れ下がったようになるものです。

30~40代でお産を何回か経験された方に多く見られ、
症状がないことも多いので
子宮がん検診や妊娠の検査で見つかる方も多いんだとか、
治療はポリープの大きさが5ミリ以下のものは
検査で見つけたときにつまんでとり、
1cm程度くらいになると、麻酔をして手術でとります。

そして、組織検査で悪性かどうかを検査し
症状がなく、悪性の可能性がない場合は経過を見ることもあります。
ただ、子宮頸管ポリープは取り除いても、
数年後にまたできてしまうことはよくあるそうで、
ポリープを切除し治療した場合でも、
定期健診を続けることが必要です。

ただし、妊娠してポリープが見つかると
悪影響を及ぼすことがありますので要注意!
妊娠中は子宮に血液が集まりますので、
ポリープによる出血でも妊娠初期の出血の原因にもなるそうで、
感染症や早産のリスクが高める可能性がありますから、
妊娠を考えている方は妊娠前にぜひ検診を受けることをおすすめします。
見つかれば速やかに治療できます。
産婦人科を受診するのは勇気がいることと思いますが、
ご自身のために、将来のために、
まずは子宮がん検診を積極的に受けてみてくださいね。

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