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「大型ドローンを活用し災害時の孤立集落を支援」広島県安芸太田町と中電工業が初の協定締結

災害時に救援物資の運搬などに大型ドローンを活用しようとする取り組みです。安芸太田町が電力会社と初めて協定を結びました。

重さ17キロ分の飲料水を持ち、一気に上空50メートルまで飛び上がりました。幅3m以上、重さ42キロ、プロペラ8枚の大型ドローンです。

300m離れた場所に40秒で到着しました。最速で時速70キロ、重さ340キロまでの物資を運ぶことができ4キロメートル移動できるということです。

衝突防止センサーが装備されモニターでリアルタイム映像を確認できる最新鋭のドローンです。

運用しているのは送電用鉄塔の塗装工事を行う中電工業です。昨年度から塗料など機材の運搬にドローンを活用。これまでに、フライトは3500回以上、350時間以上で無事故は全国の電力会社でもトップの実績だそうです。

そこで、中電工業はこのドローン技術を災害時に役立てたいと、食料や衣料品など救援物資を運べるよう中国地方で初めて安芸太田町と協定を結びました。

安芸太田町は人口5400人が町内141の集落に点在し、大雨や大雪など災害時には孤立する恐れがあります。

安芸太田町 橋本博明町長
「孤立集落があったとき、即戦力で対応頂けるんではないかと感じました。天候もあるが、こういう手段があるというのは心強いです」

中電工業 石井浩一社長
「我々、鉄塔の現場は場所によっては2時間半ぐらいかかるところがあるんですけど、ドローンですともう数分で行ってしまう、これは今からいろんなところに応用できるんじゃないかなと思ってます」

このほかにも最大55キロの物資を運ぶことのできる大型ドローンや小回りの利く小型ドローンもあり、3機種6機が災害時での緊急輸送に活用されることになります。

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