人材の育成で企業価値を高めてもらおうと、広島県が経営者などを対象にセミナーを開きました。
セミナーには経営者や企業の人事担当者などおよそ180人が参加しました。
「人的資本経営」は人材を労働力ではなく資本ととらえ、そのスキルや経験などを企業価値の向上につなげる経営手法のことです。
専門家は「人的資本経営」のメリットを説明した上で、離職率など人的資本に関する情報の開示が企業にもたらす効果について指摘しました。
一橋大学 伊藤邦雄 名誉教授
「開示するとみんなに見られる。人間見られるのであれば、良く見られたいですよね? 企業が開示したものをよく見られたければその実態をレベルアップする」
セミナー参加者(流通 人事担当)
「お客さまに満足いただくために、コミュニケーション促進や今後の人材のあり方についていろんな部署と話をしていきたい」
一橋大学 伊藤邦雄 名誉教授
「『働きやすい会社』『働きがいのある会社』にしてほしい。そうすれば広島県がいろんな意味で強くなる。企業も強く、人も強くなる。良い循環が生まれると思う」
県は「人的資本経営をサポートし、広く周知していきたい」としています。
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