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「災害がいつ起きても避難できるように」小学生が津波避難訓練 目標は12分での垂直避難 広島

津波防災の日の5日、広島県呉市の小学校では、地震による津波を想定した避難訓練が行われました。

避難訓練を行ったのは、呉市の港町小学校の児童183人です。港町小学校は、現在、校舎の建て替え中で、海沿いに建てられた仮校舎で授業を行っています。そのため津波発生時には高台まで避難しなくてはいけません。

学校では、「地震・津波対応携帯マニュアル」を作成して啓発してきましたが、今回、初めて津波避難訓練を行うことにしました。

訓練は、南海トラフを震源とする震度6弱の大規模地震が発生し、津波が押し寄せる想定で行われました。

授業中に緊急地震速報が鳴ると、児童たちは、机の下で身を守ったあと、グラウンドに避難しました。その直後、大津波警報が発令され、避難所として呉市と提携を結んでいる学校近くのクレイトンベイホテルの3階まで避難です。

この訓練は、地震発生後から津波の影響を受け始める12分後までに垂直避難することが目標です。

児童たちは、先生の指示に従いながらホテルまでの経路などを確認しながら避難してました。

児童たち
「『地震・津波携帯対応マニュアル』を見て、自分たちで避難場所を確認していきたいと思いました」
「避難する道をちゃんと覚えて、災害がいつ起こっても避難できるようにしたいと思いました」

港町小学校 畠藤晃 校長
「仮設校舎に移った時点では地震・津波のリスクが高い思いますので、そのリスクに向けて安心・安全な生活が送れるようにしていきたい」

港町小学校では、今後も避難マニュアルを活用して定期的に避難訓練を行うことにしています。

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