ことし7月、広島市の住宅で、現金を奪った後に火をつけたとして、29歳の男が逮捕されました。
ことし7月28日の夜、広島市西区井口明神で、2階建て住宅の一部を焼く火事がありました。
この火事をめぐって、警察は、神奈川県葉山町に住む29歳の男を、30日、強盗殺人未遂と現住建造物等放火の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、男は、この住宅に住む夫(86)と妻(84)に睡眠作用のある薬物を服用させて意識をもうろうとさせた後、住宅に火をつけ、その間に現金約2600万円とボストンバックを奪った疑いがもたれています。
警察の調べに対して男は、「今は話したくありません」と話しているということです。
夫婦は、薬物の服用後、意識がもうろうとしていましたが、火事に気がつき、避難して無事でした。
警察によりますと、男と夫婦は、営業職と顧客の関係で面識がありました。男は当時、広島市に住んでいて、営業職の立場で当日の午後5時半ごろに夫婦の住宅を訪れていたということです。
警察は、事件の詳しいいきさつを調べています。
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