保守王国・広島で、当落判明が翌日未明までもつれこんだ第50回衆院選…。こんなに熱い闘いだったというのに、なんと広島県の投票率は全国ワースト1。なぜなのか、これでいいのか、今後、どうしたらいいのかを考えます。
広島県の今回の投票率は 48.40%。なんと半数を切りました。一方、全国の投票率は53.85%、戦後3番目に低い数字です。
投票率がこれまでで最も低かったのは、10年前の50.02%なのですが、それをも下回りました。全国の推移と比べてみると、かつては、広島県は全国平均より少し高い状態でしたが、1996年の小選挙区になったころから全国平均を下回るようになりました。
市町区別にみるとこちら。青っぽい色ほど高く、赤っぽい色ほど低くなっています。▽世羅町が最高の63.8%。▽ワーストだったのは、福山市で44.8%程度。
年代別の分析もしたいところですが、今回の選挙についてどうだったかはまだわかりませんし、時間が経ったとしても、県内独自の分析はされない予定です。
街の声を聞いてきました。まずは、選挙に行った人たちは…?
Q. 選挙、行かれました?
30代女性)「行きました。広島来て初めての選挙ですね。(理由は?)もう行くものとして」
20代男性)「毎回行ってます。選挙好きなんで。日本変わってほしいなとめっちゃ思います。みんな日本のことわかってへんから、変わらんと。税金もどうかと思いますし。下げろっていう声もあるけど別に下げる必要ないと思うし」
50代男性「権利なんで。行かないと、自分たちがやりたいこと、かなえてほしいことが、自分たちはできないので、それを託すために行きました」
80代女性「もちろん行きましたよ。ものすごく関心があったんだけど、今回、私。だけど開けてみれば少なかったからねえ、どうしたのかなと思ってたの」
80代男性「ぼくら若いころから選挙は行くもんだって習っているからね。サボったことないから、。1回も。行った? あんた。(行きました) なんで行かないの? みんな」
続いて、行かなかった人たちに、その理由をたずねました。
30代男性「行ってないんですよ。ふつうに行けばよかったんですけど」
20代女性×2「行ってないです」「仕事です」「家に1日いました。やだぁ。(理由は?)誰に投票したらいいのかわからない」
男性「あんまり関心がない。周りも行ってない人が多くて」
女性「テレビとかよく観てなくて。何何党とかよくわかってなくて」
40代男性「ちょうど娘の誕生日と一緒だったので、ちょっと家で楽しんでました」
20代女性「住民票がまだ地元の方にあるので。興味はあったんですけど行けなくて。たぶん、まわり、大学とかもそういう子がけっこういそうなイメージがあります」
20代女性「近かったら。(投票所が?)遠い。どこにあるかまず知らん」
この投票率の低さについて、広島県選挙管理委員会の見解は…
・テレビやラジオなどを通じて選挙啓発活動をしたが選挙までの期間が短かった。
・今後は、選挙期間に限らず、主権者教育や出前講座などを通じて投票の大切さを伝えていきたいとのことでした。
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