ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本被団協の 田中熙巳（てるみ）代表委員が、12月にノルウェーで開かれる授賞式で演説をすることが決まりました。

ノーベル賞委員会は今月11日、ことしの平和賞を、核兵器廃絶を訴え続けてきた日本被団協に授与すると発表しました。

授賞式は、12月10日にノルウェーのオスロで開催されます。

ノーベル賞委員会のウェブサイトによりますと、授賞式には、日本被団協から 田中熙巳 代表委員（92）が出席し、証書と金メダルを受け取った後、演説することが決まりました。

日本被団協　田中熙巳 代表委員（92）（会見／東京・12日）
「核兵器を禁止してなくさないといけないというのは、被爆者の課題ではない。人類の課題」

田中代表委員は92歳。13歳のときに長崎市の自宅で被爆し、親族５人を原爆で亡くしました。

日本被団協によりますと、田中代表委員のほかにも被団協の被爆者ら30人程度が授賞式に出席する予定です。