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「奇跡だ」 原爆投下前日に疎開地で開校 広島大学医学部“始まりの地”に記念碑建立

原爆投下の前日に疎開して被爆を免れた広島大学医学部の記念碑が、ゆかりの地に建てられました。

広大医学部の前身、県立医学専門学校が疎開したのは安芸高田市にある寺院、高林坊です。

来年の創立80周年を記念した碑には、本堂での授業の様子を描いた陶板が埋め込まれています。医学専門学校が開校したのは原爆投下前日の1945年8月5日でした。

その日のうちに疎開が実施され、教職員と学生およそ120人のほぼ全員が被爆を免れたということです。広島大学の越智学長は「奇跡だ」との認識を示しました。

広島大学・越智光夫学長
「(学生は)平和を希求することを恒に心の中に持ちながら」世界の医療、医学に貢献する人になってほしい」

広大医学部スタートの地で出席者は医学発展への貢献を誓っていました。

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