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radiko：田口麻衣noみみコミ | RCCラジオ | 2024/10/13/日 16:30-16:45

内容：「松竹大歌舞伎」

出演者：東広島芸術文化ホールくらら　清家美樹さん

みなさんは歌舞伎を生でご覧になったことはありますか。11月21日(木)東広島芸術文化ホールくららに 松竹大歌舞伎がやってきます！詳しいお話を東広島芸術文化ホールくららの清家美紀さんに伺いました。

今回どういった公演になりますか。
くららでの歌舞伎公演は7年ぶりとなります。この秋に全国20都市を回る全国巡業の東広島公演になります。
歌舞伎の人気演目を、古典歌舞伎に定評のある中村錦之助さんと、端正な顔立ちとスタイルで歌舞伎界のプリンスと言われる中村隼人さんの親子共演で上演いたします。

中村錦之助さん

中村隼人さん

中村隼人さんは今注目の歌舞伎役者さんなんだそうですね。
そうですね！錦之助さん隼人さんお2人とも、とても素敵な役者さんです。隼人さんは歌舞伎界きっての若手イケメン俳優と言われていて、スーパー歌舞伎や新作の演目ではアニメのキャラクターなどを演じられたり、横浜流星さんとの舞台、テレビドラマなどでも活躍されています。また最近は古典の作品でも主演や大きな役を務められることも増えています。まさに次世代を担う今大注目の歌舞伎役者さんです。

今回はどんな演目なんですか。
まずは、歌舞伎の醍醐味が存分に楽しめる人気の　双蝶々曲輪日記 引窓という演目です。

《あらすじ》
心ならずも人を殺めてしまった錦之助さん演じる力士が、捕らえられてしまう前にひと目幼い頃に別れた母親に会いたいとやってきます。しかし、その母親と今一緒に暮らしている隼人さん演じる義理の息子が帰ってくるのですが、その息子は出世して代官（今の警察）になっていました。2人の息子を思う母、また母を思うそれぞれの息子という、家族がお互いのことを思い合う人情と愛情が心に沁みるお芝居となっています。
なんだか聞いているだけで涙が出そうですね
そうですね。引窓というのは天窓のことで、差し込むような美しい月明かりが、登場人物の心情を表すような演出効果となります。そういった面でも、秋の季節にぴったりなお芝居ではないかなと思っております。
このお話、中村錦之助さん親子にとって思い入れのある演目なんだそうですね。
そうですね。これまでお2人ともそれぞれこの引窓を演じられていらっしゃって、お互い、いつか親子でやってみたいという思いを持っておられたそうです。「親子でお芝居するのが楽しみだ」と記者発表でもおっしゃっていました。

もう一つの演目は何でしょうか？
はい舞踊劇で、身替座禅という演目です。

《あらすじ》
浮気性の主人とヤキモチ焼きの妻の夫婦のやり取りが、現在にも通じるユーモアたっぷりな作品。浮気症の夫の役を隼人さんが演じ、ヤキモチ焼きでちょっと怖い妻の奥さんの役をお父様の錦之助さんが演じます。
錦之助さんは、「普段自分は優しい父親なので、どう怖く演じましょうか」と言って笑いを取られていらっしゃいました。

それは注目ポイントですね！今回は特別な試みもあるそうですね。
今回特別な試みの一つとして、最初にご挨拶がございます。中村隼人さんが素顔で登場されて、地方巡業の思い出ですとか、エピソードなどをお話されて、最後に演目の解説があってお芝居に入ります。
歌舞伎というと、「わかるかな」「とっついにくいかな」という感じもありますけど、役者さんご本人が素顔で普段のエピソードを話されたり、演目の説明があって公演を見ると、より一層楽しめそうですね！
そうですね。さらに私が今回見どころの一つだなと思っているのは、ご挨拶からお芝居まで休憩がないんですね。隼人さんが、素顔からどんな速さでお化粧をされて衣装を着てステージ舞台に登場されるのか。その早替わりのスピードも見どころではないかと思っております。
また、わかりやすいタイミングでセリフや場面の説明が入るイヤホンガイドも当日ございますので、そちらを利用していただくとさらに初めての方も楽しめるかと思います。

清家さんは、歌舞伎の魅力ってどんなところにあると思いますか。
歌舞伎は敷居が高いというイメージで観劇をためらわれてる方も多いかもしれませんが、一度見ていただくとその印象は変わるんじゃないかなと思います。セリフの言い回しなどはやはり独特なんですが、ストーリーはとてもわかりやすくできておりますし、親子の愛情や義理人情、主人への忠誠心、四季の移ろい、役者さんの立ち居振る舞いなど美しい所作も魅力です。歌舞伎は日本人の美意識が全て詰まっていると言われますが、その世界にどっぷりハマっていただきたいです。
会場の「くらら」は4階席まであって、とても雰囲気のある素敵なホールで、このホールでの歌舞伎、ぜひ足を運んでいただきたいですね。

歌舞伎を一度は見てみたいな、興味があるよ、という方に、初めてのきっかけにしていただくのにぴったりな公演です。もちろん歌舞伎ファンの方にもきっとご満足いただける公演になると確信しています。
JR西条駅からも徒歩5分でアクセスも大変良いので、11月21日、どうぞ東広島芸術文化ホールくららへお越しいただけたらと思っております。

「松竹大歌舞伎」

●日時
　2024年11月21日（木）
　昼公演　12：30開演／11：45開場
　夜公演　17：00開演／16：15開場
●会場
　東広島芸術文化ホールくらら　大ホール
●一般発売
　2024年8月28日（水）～
●料金
　一般：SS席 9,000円　S席 8,500円　A席 7,500円　B席 5,000円　C席 4,000円　学生席 3,500円
　※未就学児入場不可、有料託児サービスあり（公演日1週間前までの予約制）
●プレイガイド
　くららインターネット、くらら電話
　チケットぴあ　Pコード：528-877
　https://t.pia.jp/
　（車椅子席、介助席はくららチケットセンターのみ取り扱い）
●お問い合わせ
　東広島芸術文化ホールくらら　チケットセンター
　TEL：082-426-5990
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