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【RCC東京通信】お好み焼きがつなぐ2つの府中市 交流の場は都心のアンテナショップ

RCC東京支社報道制作部長が東京での取材メモを配信します。
広島の記者が東京で感じたコト。また東京から見た広島とは。

広島県府中市のアンテナショップが東京都心にあることをご存知だろうか。

ご当地グルメの備後府中焼きを食べられる店で、サイドメニューも豊富だ。

夜はいっぱいやりながらの客でにぎわう。

先日このアンテナショップで備後府中焼きを東京都府中市の家族連れに振る舞うイベントが行われた。

以前もこのコラムで触れたが同じ名称の市は全国で2例しかなく、広島県と東京都の府中市はそのひとつ。

ともにことし市制70周年を迎えたとあって、昨年頃から交流が活発化している。

鉄板上の見事な手さばきに大人も子どもも見入っていた 9月7日

この日、2つの府中市をつないだのが備後府中焼き。

挽き肉を使い、もやしを入れないのが大きな特徴だ。

外はカリッとして、内はフワッとした食感に笑顔がこぼれる。

もちろん広島の府中市職員も駆けつけていた。

府中市に関するクイズや備後弁のクイズを出題して参加者を楽しませた。

手作り感のある都市間交流事業で大変微笑ましかった。

ところで両市の人口はおよそ3万5000人(広島)と26万人(東京)。

数字にあるように広島県府中市にとって東京都府中市は大きなマーケットでもある。

特産品の売り込み先となれば生産者も元気づくだろう。

実際、8月に東京都府中市の商業施設でアスパラガスを直売した農家は反応の良さに喜んでいた。

アンテナショップには、さまざまな商品も陳列してある。

備後府中焼きをとっかかりにもっともっと地元の魅力が広がれば、さらにアンテナショップの価値も高まるだろう。

府中市アンテナショップ ネキ(東京都千代田区)
・2017年8月開業 府中商工会議所が運営
・売上 2019年度 約6100万円→ 2023年度 約8700万円で過去最高に
売上の多くを備後府中焼きが占める

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