自転車に乗っている人のヘルメットの着用率について調査結果が公表されました。広島県では、着用率が去年よりおよそ5ポイント上がりましたが、全国平均を下回っています。

この調査は警察庁が毎年7月に全国の街頭で行っているもので、自転車に乗っている人のヘルメット着用率は、全国平均で去年より3.5ポイント高い17%でした。

全国で最も着用率が高いのは、高校通学時のヘルメット着用が義務化されている愛媛県で69.3%。最も低いのは大阪府で5.5%でした。広島県は去年より4.7ポイント高い11.3%で、全国で29位でした。

警察によりますと、自転車に乗っていて交通事故で亡くなった人の半数以上は、頭部に致命傷を負っているということです。

広島県警　自転車小型モビリティ対策室　宮庄律和 室長
「大事な命を守るために、自転車に乗るときにはヘルメットを着用してください」

警察は9月21日から始まる秋の全国交通安全運動で、ヘルメット着用の呼びかけを重点的に行うことにしています。