12日朝現在、台風13号はマリアナ諸島付近にあって、1時間におよそ25キロの速さで北北西へ進んでいます。
中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
気象庁(JMA)
台風13号はこのあと発達しながら北西方向へと進む予想です。暴風域を伴いながら沖縄方面へと進み、3連休には強い勢力となって沖縄付近にかなり接近する恐れが出てきています。3連休に大きな影響を与える可能性が高まっています。
一方、台風13号の西側では対流活動が活発となっていて、雲がまとまりつつあるエリアがいくつか確認することができます。
今週末からの3連休にかけて台風13号が沖縄方面へと進んだあとに、フィリピンの東の海上で“次の台風の卵”となる新たな熱帯じょう乱が発生する可能性があります。
【画像で確認】台風13号 アメリカ海軍やヨーロッパの進路予想 沖縄周辺を通過へ
ヨーロッパ中期予報センターでは、ある予想時刻の48時間以内に、その場所から300キロ以内に熱帯低気圧が通過する可能性を確率で公表しています。
台風13号が沖縄方面を通過したあとに、日本の南の海上で確率が高くなっているエリアが現れています。これは13号とは別の熱帯じょう乱が発生する可能性を示しています。
この熱帯じょう乱は21日以降の次の3連休に沖縄方面へと接近する可能性があります。その後、東寄りへ向きを変えて本州付近へと進む確率も多少出ています。
3連休は沖縄方面で大荒れの短期も 16日(月)までの雨・風シミュレーション
気象庁(JMA)
アメリカ海洋大気庁(NOAA)
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
3連休は沖縄方面で大荒れの短期も 16日(月)までの雨・風シミュレーション
アメリカ海軍(JTWC)
アメリカ海軍も台風13号について進路予想を発表しています。気象庁と同じようなコースで沖縄方面へと進む予想となってます。最大風速をみると南西諸島付近から東シナ海の海域で最も大きくなっていて発達のピークとなっています。
ちなみにアメリカ海軍の最大風速はノット表示です(1ノット=約0.514m/s)。ただアメリカ海軍と気象庁では最大風速の定義が異なるため、気象庁の最大風速と単純に比べることはできません。(アメリカ海軍(1分平均風速)の方が、気象庁(10分平均風速)よりも大きな値となります)
アメリカ海洋大気庁(NOAA)
台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。
台風13号は北西方向へと進み、沖縄方面から東シナ海へと進む予想となっています。その後は大陸方面へ進む予想です。
3連休は沖縄方面で大荒れの短期も 16日(月)までの雨・風シミュレーション
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)
進路については気象庁やアメリカの予報機関と同様の傾向で沖縄周辺の海域へと進み、その後は大陸方面へと進む予想です。
※台風の最新情報については気象庁発表する台風情報をご確認ください
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