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広島・福山地区消防組合消防局 訓練場移転へ 面積拡大 施設も増 近隣の消防局と連携強化狙う

広島県福山市の福山地区消防組合消防局は、現在の施設よりも広い新たな訓練場を整備します。

新たな訓練場は、福山市北本庄にある浄水場用地の一部約1万3000平方メートルに、訓練塔や土砂災害の訓練場などを設けます。現在の「箕沖訓練場」は、災害時にほかの自治体から応援を受け入れるのに手ぜまであることや、施設の老朽化といった課題があります。

新たな訓練場では、箕沖訓練場のおよそ4倍の広さを生かして、尾道市消防局や三原市消防本部との合同訓練で、救助技術のノウハウを共有し、連携を強化します。

また、施設も更新して、技術向上を図ります。箕沖訓練場の塔は鉄パイプを組んだものですが、新たな塔の一部は、コンクリートでビルの壁を再現する予定です。また土砂災害に対応する訓練場も、規模の大きなものを整備します。

そのほか、街角での災害を想定した「移動式模擬ハウス」や、放水訓練ができるよう地下水槽を設けます。

福山地区消防組合消防局総務課 高卯文紀 企画管理担当課長
「いろんな災害を想定した訓練施設を建設することができますので、さまざまな災害に対応できる訓練場になると思います」

新たな訓練場は、2027年度末の供用開始を予定しています。

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