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元ポルトガル代表FW・パシエンシアがデビュー サンフレッチェ広島 ルヴァン杯準々決勝 PK戦で…

サンフレッチェ広島は、2試合の合計スコアで競うルヴァンカップ準々決勝の第2戦(8日)。名古屋グランパスとの戦いは、エディオンピースウイング広島で史上初めてのPK戦にもつれこむ大熱戦でした。

アウェイでの第1戦を1対0で勝利し、中3日で迎えたホームでの第2戦。サンフレッチェは、引き分け以上でベスト4進出というゲームでした。

ところが、前半9分、セットプレーから元サンフレッチェのパトリックに決められ、先制を許してしまいます。

追いつきたいサンフレッチェは後半20分、期待の新加入FW、ゴンサロ・パシエンシアが初めてピッチに立ちます。元ポルトガル代表の30歳は、ゴール前でトラップからのボレー。キーパーのファインセーブにあいますが、ピースウイングのサポーターを沸かせます。

アディショナルタイムには、そのパシエンシアがボールを奪うと、ヒールで 満田誠へパス。先週から合流したばかりという中でこのコンビネーション。そして満田が持ち込み、ペナルティエリア内から最後は 中島洋太朗 のシュート。惜しくも枠をとらえられず。2戦合計スコア、1対1で15分ハーフの延長戦に突入します。

迎えた延長前半7分。フリーキックのチャンス。キッカーは左足が武器の 東俊希 。回転のかかったボールは直接ゴールに吸い込まれ、サンフレッチェがリードを奪います。

このまま逃げ切りたいところでしたが、延長後半の7分でした。懸命に守備に戻る中で 越道草太 のクリアがなんとまさかのオウンゴール。試合はそのまま決着つかず、PK戦に突入します。

1人目のキッカーは、パシエンシア。これがバーをかすめながら枠の外へ。その後も2人目(満田)、さらに4人目(松本泰志)がキーパーにセーブされ、残念ながらベスト4進出ならず。公式戦の連勝も10でストップしました。

  ◇  ◇  ◇

石田充 アナウンサー
最後は涙もあったんですが、どちらに転んでもおかしくない内容でしたので、切り替えて次の試合に臨んでほしいと思います。まだ、サンフレッチェはタイトルの可能性が3つ残っているということで、川辺駿 選手からメッセージが届いています。

サンフレッチェ広島 川辺駿 選手
「優勝をこのスタジアムで決められるようにやっていきたいというのは、大きな選手としての勝ちであると思いますし、チームが勝っている要因でもあるかなと思います。毎試合、毎試合、ベストなパフォーマンスを尽くすのでスタジアムにぜひ足を運んでぼくたちの背中を押してください」

石田充 アナウンサー
サンフレッチェは本当に9月、ハードスケジュールなんですけども、まず11日(水)、天皇杯、勝てばベスト4というガンバ大阪戦があります。その後、リーグ戦をはさんで19日(木)、ACL。アジアの戦いが地元であるということ。さらには28日(土)には上位を争っている町田とリーグ戦も待っています。

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