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秀吉が愛した「沼名前神社能舞台」など4棟 広島・福山市が国宝化を目指す考え 「地域の誇り高める」枝広市長が議会で説明

広島県福山市は「沼名前(ぬなくま)神社能舞台」など4棟の文化財について国宝化を目指し、期成同盟会を立ち上げる考えを示しました。

これは、9月9日開会の福山市議会で枝広直幹市長が明らかにしたものです。

福山市 枝広直幹 市長
「魅力を発信し、後世に引き継いでいくことで地域の誇りを高め、にぎわいを創出していきます」

福山市は国の重要文化財である福山城伏見櫓と筋鉄(すじがね)御門で2018年から国宝化に向けた調査をしてきましたが、今回、新たに2棟を対象に加えました。

このうち沼名前神社能舞台は、全国的に珍しい移動可能な組み立て式で、豊臣秀吉が伏見城で愛用したと伝えられています。福山城に移され、その後、神社に寄進されました。

備後一宮吉備津神社の本殿は、福山藩の初代藩主・水野勝成 が再建したと伝えられています。2021年度までの改修工事で判明した規模の大きさや歴史的な価値を踏まえ、国宝化を目指すということです。

福山市は今後、所有者や研究者らでつくる期成同盟会を11月に立ち上げて、賛同者を募り、文化庁などへ要望活動を行うことにしています。

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