マンションの掲示板に火をつけ焼損させたとして、男が逮捕された事件で、男は、「生活していくことが嫌になった」などと供述していることがわかりました。

器物損壊の疑いできのう送検されたのは、広島市中区舟入本町の自称・派遣社員の男(57)です。

警察によりますと、男は5日午後10時ごろ、中区舟入中町のマンションの1階にある掲示板に、火をつけて焼損させた疑いがもたれています。

警察の調べに対し、男は容疑を認めているということです。また、「どんどん仕事がなくなっている状況で仕事がうまくいっておらず、生活していくことが嫌になった」などと供述しているということで、警察は、男が生活に困窮したことが事件の背景とみて詳しく調べています。

事件現場の周辺では、1日と4日にも同様の不審火が起きていて、警察は慎重に関連を捜査しています。