毎年のように、記録的な大雨によって河川の氾濫や堤防の決壊、土砂災害など、人命にかかわる大災害が起こっていますよね。
福山市でも平成30年7月豪雨では、およそ1,300棟の床上浸水被害が発生。
そこで福山市は重点政策として**「災害に強いまちづくり」を掲げ、国や広島県などと一体となって「抜本的な浸水対策」**を進めています。
3月には駅家町の芦田川沿いに新たな施設が完成したということで、見学に行ってきましたよ。
新たな施設とは、こちら。
一体何の施設かというと、上山守(かみやまもり)排水機なのです。
(堤防の”内側”に溜まった雨水を、ポンプで芦田川に排水する施設です)
普段、上山守地区に降った雨は、水路を流れて「山口谷樋門」から芦田川に流れていきます。
しかし、大雨で芦田川の水位が高くなった際には、川からの逆流を防ぐためこの樋門を閉鎖してしまいます。
そうなると今度は、川に流れ出ることができなくなった雨水が、住宅エリアに溜まってしまい…
その時に必要なのが、この排水ポンプなんです。
今までは、仮設ポンプで排水していましたが、平成30年7月豪雨では浸水被害を防げなかったそうです。
そこで!
今回の排水機のポンプは1基当たり1分間に49.8立方メートルの水を排水することができる強力パワー!
これを2台設置して、1分間に99.6立方メートルまでの排水が可能となったそうです。
これは25メートルプールに溜めた水を、約4分で排水することが可能なんだとか。
これまでの仮設ポンプのおよそ8.3倍の能力があるそうですよ〜!
かなり強化されています!
他にも神辺町や松永町、沼隈町、神島町など、市内の12カ所で新たなポンプが設置されています。
この5年間で市内の浸水対策は、国・県・市・土地改良区により、169の事業が完了したそうです。
雨のシーズン、大災害に備えて浸水対策が進んでいくことは安心ですね。
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