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原爆投下から79年 高齢化する被爆者に代わり語り継ぐ「伝承者」らの養成研修始まる

79年前の原爆の体験を語る「証言者」や、被爆者に代わって語り継ぐ「伝承者」の今年度の養成研修が始まりました。

広島市が実施する今年度の研修に参加するのは、▽原爆の体験を被爆者に代わって語り継ぐ「被爆体験伝承者」に応募した67人、▽被爆者の子や孫などの家族が語り継ぐ「家族伝承者」に23人、そして▽自らの原爆体験を語る「証言者」となる、82歳から94歳の被爆者5人の、あわせて95人です。

原爆資料館(広島市)で始まった養成研修

5日から始まった研修では、原爆による被害の実態や、がんなどの後障害について学びました。

被爆者の高齢化に伴い「証言者」が減少していることから、広島市は2012年度に、被爆者の思いを受け継いで被爆体験を伝える「被爆体験伝承者」を、2年前には「家族伝承者」の養成を始めました。

受講者は今後、被爆体験を聞いたり、話法の技術を学んだりしながら、1年から2年程度の研修を経て、講話活動を始めることになります。

広島市平和推進課では「95人もの応募はありがたい。被爆者の高齢化が進む中で、伝承者を目指す方は被爆者の思いをしっかり受け止め、後世に伝えてほしい」と話しています。

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