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みみコミ💬劇団四季ミュージカル「キャッツ」(11/11~) 劇団四季俳優 加藤迪さん出演

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radiko:田口麻衣noみみコミ | RCCラジオ | 2024/05/19/日 17:00-17:15
内容:劇団四季ミュージカル「キャッツ」
出演者:劇団四季俳優 加藤 迪(かとう すすむ)さん

劇団四季ミュージカル『キャッツ』が、今年11月11日から、上野学園ホールでロングラン上演します。『キャッツ』は、年に一度開かれる、都会のごみ捨て場に集まった24匹の猫の特別な舞踏会の物語。子どもから大人まで幅広い年代の方々が楽しめる、劇団四季を代表する作品の一つで、今回は12年ぶり 3回目の公演です!その魅力を、マンカストラップ役のおひとり・加藤迪(すすむ)さんに伺いました!

撮影:堀勝志古

もう12年ぶりになるんですね。待っていた方も多いと思います。『キャッツ』ならではの観劇の楽しみ方などがあれば教えてください。
やはり、人間が猫を演じるところでしょうか。骨格的にも違いますし。想像の世界ですが、猫がどういう考えを持っているのか、そんな部分を考えながら演じるのが僕たちには魅力的です。それこそ2022年に広島で上演されていた『リトルマーメイド』も人間が海の生き物たちのパペットを操作し、体で魅せるというところが特殊で面白い部分ですよね。
公演中、色んな猫を観ていると面白いんです。「シラバブ」っていう子猫ちゃんがいるんですが、ずっと注目して観ていたことがあって。自分にスポットが当たっていなくてもちゃんと子猫なんですよね。
そうなんです!24匹の猫が登場するんですが、1匹1匹に生き方があって、どの猫を観るかによっても見え方が違いますし、作品全体を見てもストーリーとしてちゃんとしっかりお客様に届くと思います。
いろんな楽しみ方ができる作品かもしれません。
『キャッツ』は1983年11月11日に初演、日本で初めてのロングラン公演を達成した作品ですが、今回の広島公演の初日がなんと41年目にあたる11月11日に設定してあるんですよね。
劇団四季の創設者である浅利慶太先生が仰っていたんですが、「劇団の存続をかけてこの作品に臨んだ。失敗したら劇団は終わりだ」と、本当に先がどうなるかわからない状態でのトライでした。今40年経って、こうやって日本各地で公演を続けられています。毎回毎回、緊張感ある中での本番ですが、この日はまた特別な日になりますね。
12年ぶり、3度目となる『キャッツ』広島公演。前回公演から何か変わっている点がありますか?
話の筋は同じなんですが、2018年の東京公演から音楽面で変更がありまして、初演の頃にやっていた曲が復活しました。あと曲のテンポが変わり、その関係で振付も変わったりしてるので、すごくまた新鮮に見ていただけるかなと思います。
俳優さんたちは大変じゃないですか?
そうなんです。これまでの曲に慣れていたものですから「あれ?このテンポ大丈夫かな」とか。なかなか体と頭がついていかないときも結構ありましたね。でも観ていただく側としては、また新たな新鮮な部分もたくさんあるかもしれません。

撮影:下坂敦俊

『キャッツ』に出てくる猫たちはもう本当に個性豊かでそれぞれ魅力的なんですけれども、加藤さんが演じる「マンカストラップ」は、劇中で一番最初に歌い始めます。どんな猫なのか教えてください。
「リーダー猫」とよく言われるんですけど、ストーリーテラーのようなお客様との橋渡しももやる、話の軸にいる役です。
加藤さんは、ずっとマンカストラップ役ですね
『キャッツ』では、マンカストラップだけですね。『キャッツ』に携わる前から「この役がやりたい」と思ってたので。
「やった!」っていう感じですか?
「やった!」と同時に「どうしよう」「やるんだ」っていう怖さがありました。
実際に演じられていて、すごいです!
この作品は、現代のモーツァルトと称される、アンドリュー・ロイド=ウェバーの代表作のひとつですけれども、20世紀最大の詩人T・S・エリオットの詩集「ポッサムおじさんの猫とつき合う法」が原作です。加藤さんは、何か演じるにあたって気を付けていることはありますか?
気をつけていることは、詩を届けるということです。言葉の美しさ、単純にただ言葉を伝えるのではなく、しっかりとキャラクターに配慮しつつ、生きた言葉で届けなければいけません。歌だけだとどうしてもリズムとかテンポに気を取られがちなのですが、セリフのように臨んでますね。セリフのように歌うといいますか。あまり「歌」と思っていないかもしれないです。ミュージカルではなく「演技」だと思って言葉を語るように意識します。それぐらい難しいですね。
確かに詩的な表現も多いので、そういう難しさが出てくるんですね。
初めて観たとき、「これは何を伝えたいんだろう」というのが正直あったんですけど、今でもそれを追求しながらやっていて、日々勉強ですね。

『キャッツ』のもうひとつ魅力的な部分が、舞台と観客席が一体になったような舞台セットです。今回も楽しみです。
お客様が足を一歩踏み入れたときから、猫の目線での空間が繰り広げられます。他の舞台だと、緞帳幕があって、その奥がステージ、ということになるんですけど、猫がどこから出てくるかわからなくて、「気づいたら横にいた」ということもあるので、視覚的に楽しめる部分がすごくあるかなとは思いますね。
あと、もう入った瞬間からゴミ捨て場で、猫から見たサイズのゴミたちなので、結構大きいサイズのゴミがいっぱいありますよね。
人間の目からすると3倍から5倍ぐらいの大きさになります。ご当地ゴミ(公演地ならではのアイテムをゴミのオブジェに仕立てたもの)もありますので、今回も探してみてください。
ちょっと早めに行って、セットを眺めるのもいいですね!
ロングラン公演はコンディションを維持するのも大変ですね。体のケアなど心がけていることはありますか。
本当にありきたりなんですけど「寝ること」です。7~8時間は寝たいなと思っています。疲れを次に残さないこと。あとあまりストレスを溜め込まないようにしますね。家にも持ち込まないようにしています。やっぱり考えちゃうんですよね。「あそこはこうできたな」とか。それはもう劇場で終わりにして。次の舞台で、今日はどうしようかなっていう考えるようにします。毎日体のコンディションが違うと、その日できたことが同じようにやってもできないことがあるので、切り替えですね。その日の体とどう向き合うかですね。
広島公演、ぜひその切り替えで素晴らしいステージを見せていただきたいと思います。では、皆さんにメッセージをお願いします。
12年ぶりに『キャッツ』が広島に帰ってきます。ご覧になられた方も、初めてご覧になる方もぜひ一度劇場に足をお運びいただければと思います。

劇団四季ミュージカル「キャッツ」

場所:上野学園ホール
期間:2024年11月11日から2025年2月23日まで
チケット:8月18日から一般発売 SHIKI ON-LINE TICKET
詳細:「劇団四季オフィシャルウェブサイト」をご覧ください。

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