27日からゴールデンウィーク。自然の中でアスレチックやオートキャンプが楽しめる広島県立もみのき森林公園がリニューアルオープンしました。全国初のキャンプ体験施設もお目見えです。

ケーブルで木の上を移動するなど自然を生かした「フォレストアドベンチャー広島」です。ハーネスと呼ばれる安全器具を着けて挑戦します。広島県内ではもみのき森林公園にしかない施設です。

高さ8メートルの木から10メートル先のネットに向かってジャンプする「ターザンスイング」ですが…

唐澤恋花 アナウンサー
「早くしろって思っていますよね。意外と怖いんですよ。よし、行きます」

でも、グランドオープンしたのはこの施設ではなく、キッズコースなんです。

SOINT　アウトドアインストラクター　福田悠乃 さん
「身長90センチから小学3年生がメインとなって遊べるコースがある。27アクティビティでキッズコースは全国でも一番規模が大きい」

安全器具を着用して保護者の目の届く範囲で安心して楽しむことができます。

もみのき森林公園は40年前にオープンしました。

マツダスタジアム80個分に相当する400ヘクタールの広大な敷地で、スポーツやレクリエーションが楽しめる公園として親しまれてきました。林野庁などが制定した「森林浴の森100選」にも選ばれました。

続いて訪れたのはキャンプ場です。

唐澤恋花 アナウンサー
「こちらの施設、木のしっかりとした構造になっていて、屋根はテントのような生地になっています。可動式になっているので自然をゆったりとながめて開放的な空間になっています」

テントの開放感とログハウスの安心感を組み合わせた、日本で初めての施設だそうです。

もみのき森林公園キャンプ場　大森勇樹 さん
「テントだとテント生地なので風や雨に弱くて不安になる方もいるが、木のしっかりした建物になっていますので、テントより安心して泊まっていただけるところが魅力の施設」

キャンプ場は60区画から166区画に増やしました。

もみのき森林公園キャンプ場　大森勇樹 さん
「1人とか2人とか静かに過ごしたい人のための専用のエリアを作ったり、車中泊で楽しみたい人とか多様化したアウトドアスタイルに対応できるキャンプ場、みなさんに愛されるキャンプ場を目指してがんばりたいと思います」

コロナ禍の期間も含めた最近5年間の利用者は年間平均16万2000人ですが、来年度は20万人、10年後には25万人を目指したいとしています。