RCC東京支社報道制作部長が東京での取材メモを配信します。
広島の記者が東京で感じたコト。また東京から見た広島とは。
「広島レモンではダメなんです。瀬戸田レモンでないとダメなんです。」
尾道市の平谷市長が力を込めた。
せとだエコレモンのPRイベントで報道陣のインタビューに答えた発言だ。
広島県内にはほかにも産地があるのに、この言い方は大丈夫かなとも思ったが、以前から同様のコメントをしているとのこと。
産地への思い入れの強さがうかがえる。
せとだエコレモンは農薬や化学肥料の使用を通常の半分以下に抑えた尾道市瀬戸田町産のレモン。
生産グループは今年度の農林水産祭で天皇杯を受賞した。
皮まで食べられるエコレモンがキャッチフレーズだ。
品質は折り紙付きだが、それだけで売れるほど甘くはないそうだ。
そこで2月に尾道市とJAひろしまが大々的なキャンペーンを東京の銀座で展開した。
24の飲食店でせとだエコレモンを使った創作料理を2週間にわたり出してもらうというものだ。
せとだエコレモンのレモンスカッシュで乾杯 銀座の老舗洋食店でのイベント 2月
国内屈指の食文化の地で知名度アップを図った。
店側にもせとだエコレモンを実際に使ってもらうことで、その良さを知ってもらおうという狙いだ。
参加した店で、既に1年ほど前から使っているという老舗洋食店の経営者は「非常に香りが高くてジューシー。
自信をもって拡販してもらえれば。」とエールを送っていた。
ところでイベントの食事会で知ったのがレモンの搾り方だ。
皆さん皮を下にして搾っていた。香りの成分は果汁ではなく皮にある。
皮を下にして曲げると果汁が皮を伝って流れ、香りとともに果汁を得られるというわけだ。
国産ならではのおすすめの搾り方らしい。
丹精込めて育てた生産者に敬意を払う意味でも、よりおいしく味わえる搾り方を教えてもらえたのはよかった。
広島県が生産量国内トップのレモン。まだまだ知らないことが多い。
新着記事
ランキング
※毎時更新、直近24時間のアクセス数を集計しています。
コメント (0)
IRAWアプリからコメントを書くことができます!!