朝晩はだいぶ寒くなって布団から抜け出すのが辛くなってきました。11月に広島でも極楽寺山の初冠雪が発表され、冬の初物の記録が発表されるようになってきました。
初雪や初冠雪に関して、気象台の職員による目視の観測が行われていますが、その他の観測も地道に行われているのです。
それが、初氷と初霜です。冬のシーズンに初めて結氷が観測された時を初氷といい、初めて霜が観測された時を初霜と言います。広島地方気象台ではどちらもアメダスの機器が設置されている場所で観測が行われています。
ただ、どのように観測されているのでしょうか。画像の矢印に注目です。
気温計などが設置されている機械の横でぽつんと置かれている器とタイヤと炭。これらを使って観測が行われているのです。
器の中には水が張ってあり、結氷が起きているかを確認しています。また朝の寒い時間に霜が降りているか確認しやすいように、タイヤや炭を置いています。場所によってはワラで観測を行っているところもあります。
気温や降水量の観測は機械でのデジタル化が進んでいますが、人の手によるアナログな観測も地道に行われているのです。
ちなみに、水の入った器に針金が巻き付けてあるのは、鳥などが水を飲んだりいたずらしたりしないようにするためとのことです。
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