海と山の豊かな自然に恵まれ、歴史上の偉人を多数輩出してきた山口県。
そんな山口県には、由緒ある和菓子や地元で長く愛されてきた郷土菓子がたくさんあります。
今回はそれらから、おみやげやお取り寄せにぴったりな5つの銘菓を紹介。
山口県が育てた自慢のお菓子でほっこりしましょう。
日本を代表する木造橋『錦帯橋』で知られる岩国市。市の玄関口・JR岩国駅から歩いて10分の場所に店を構えるのが、創業50年を迎えた『岩まん本舗 岩味屋(いわみや)』です。
こちらで購入できるのは、甘さ控えめなこし餡を食感の良いパイ生地で包んで焼き上げた、看板商品「岩まん」のみ。
岩国市内で買えるのはこの店だけ、売り切れることもしばしば、しかもネット販売なし! これらのレア感から「幻の銘菓」とウワサされるほどの大人気商品です。
確実に手に入れるために、電話予約をして出向きましょう。
岩まん本舗 岩味屋(いわみや)
住所/山口県岩国市今津町1-7-22
電話/0827-22-0235
※事前の電話予約がおすすめ
営業時間/9:00~16:00
定休日/日・月曜日
最寄り駅/JR岩国駅から徒歩10分
国宝 瑠璃光寺五重塔や湯田温泉などで有名な山口市。この町で1883(明治16)年に創業した菓子店が『山陰堂』です。
店頭には外郎、最中、カステラなど、地元で愛されてきたお菓子がずらり。中でもこの店を代表する商品が、白こし餡をやわらかな求肥で包んだ、一口サイズの和生菓子「銘菓 舌鼓」です。とろけるような求肥と、甘すぎない白餡の組み合わせは絶妙。
創業当初から変わらない製法を守り、手間を惜しまず作られた一品は、贈り物にも喜ばれそうです。
山陰堂本店
住所/山口県山口市中市町6-15
電話/083-923-3110
営業時間/9:00~18:00
定休日/無休
駐車場/無し、近隣のコインパーキングを利用
最寄り駅/JR山口駅から徒歩10分
1986年の発売以来、「あさひ製菓株式会社(果子乃季)」のロングセラー商品として愛さているのが、ふわっふわの蒸しカステラでとろけるようなクリームを包んだ、「月でひろった卵/通称:月卵(つきたま)シリーズ」です。
インパクトあるかわいいネーミング、まあるいフォルム、一度食べると忘れられない優しい味わいは菓子業界でも高く評価され、「全国菓子大博覧会」で多数の賞に輝いています。
ラインナップは、和栗の粒が入ったスタンダード商品をはじめ、小野茶、ショコラ、岸根栗(山口県岩国産の栗)など。さらに期間限定の月卵商品も登場。柳井市の総本店ほか、県内各所の直営店などで購入できます。
あさひ製菓株式会社 果子乃季(総本店)
住所/山口県柳井市5275
電話/0820-22-0757
営業時間/9:00~18:00
定休日/元日
駐車場/あり
※その他店舗の営業時間・定休日などはHPで確認
https://www.kasinoki.co.jp/
白壁のレトロな町並みと、夏の風物詩・紅白の金魚ちょうちんで知られる柳井市。
山口県の南東部に位置するこの町には、江戸時代末期、1845(弘化2)年に創業した和菓子店「ひがしや菓子店」があります。
看板商品は薄い琥珀色のお菓子「翁あめ」。飴というネーミングですが、程よい弾力があるゼリーのような和菓子で、しっとりした舌ざわりと後を引く上品な甘さが特徴です。国産の寒天と水飴、砂糖をゆっくり練りこみ、7代目店主が丁寧に仕上げています。
ひがしや菓子店
所在地/山口県柳井市姫田15-6
電話/0820-22-0038
営業時間/8:30~18:00
定休日/日・祝日(お盆、年末は営業)
最寄り駅/JR柳井駅から徒歩10分
なまこ壁や黒板塀の町並みが続き、幕末維新の志士ゆかりの地が点在する萩市。風情ある城下町の一角にあるのが、1858(安政5)年創業の『光國(みつくに)本店』です。
こちらの人気商品は、萩の特産品・夏蜜柑を丸々1個使った「夏蜜柑丸漬」。夏蜜柑の皮を糖蜜で二晩煮込み、くりぬいた実の代わりに夏蜜柑風味の羊羹を流し込んで、5日かけて作られています。ずっしりと重く、見た目のインパクトも抜群ですが、味わいはとても繊細。甘さの中に柑橘のさわやかな風味と皮のほろ苦さが漂います。
光國本店(みつくにほんてん)
住所/山口県萩市熊谷町41
電話/0838-22-0239
営業時間/9:00~17:00
定休日/不定休
駐車場/あり
最寄り駅/JR東萩駅から徒歩10分
https://www.mitsukuni-honten.com
▼記事提供元
「瀬戸内Finder(ファインダー)」は、瀬戸内を共有する7県(兵庫県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県)の魅力を世界に発信しています。
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